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現場知識を得る
障害福祉サービス事業所の経営者・管理者の皆様、日々の事業運営、本当にお疲れ様です。
利用者様の支援に欠かせない「サービス実施記録」。
その重要性は重々承知しているものの、「具体的にどう書けばいいの?」「職員によって記録の質にばらつきがあって…」「記録作成に時間がかかりすぎる!」といったお悩みを抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
私も長年、福祉現場のICT化に携わる中で、記録業務の負担の大きさや、質の担保の難しさを痛感してまいりました。
適切な記録は、質の高いサービス提供の根幹であり、加算算定や実地指導においても極めて重要です。
しかし、日々の業務に追われる中で、記録の書き方をじっくり学んだり、指導したりする時間を確保するのは容易ではありません。
そこでこの記事では、多忙な経営者・管理者の皆様に向けて、サービス実施記録の基本的な書き方から、具体的な場面別の記入例、そして日々の記録業務を効率化するためのコツまで、網羅的に解説していきます。
この記事を通じて、
質の高いサービス実施記録を書くための基本ルール
場面別の具体的な記入例(良い例・悪い例)
記録業務を効率化するための実践的なテクニック
加算算定や実地指導で注意すべきポイント
などをご理解いただけます。
この記事が、皆様の記録作成に関する不安を解消し、質の高い記録作成と業務効率化の一助となれば幸いです。
ぜひ最後までお読みいただき、日々の実践にお役立てください。
この記事でわかること
質の高いサービス実施記録を書くための「6つの基本ルール」と、食事や入浴など場面別の具体的な記入例
テンプレート活用や記載タイミングの工夫、ICT・AIシステムの導入による記録業務効率化の具体的なコツ
障害福祉サービスにおける記録の法的義務と、加算算定や実地指導で指摘を受けないための注意点
この記事の目次

サービス実施記録は、日々の支援内容を形式的に書き留めるだけのものではありません。
利用者様一人ひとりに合わせた適切な支援を提供し、事業所運営を健全に保つ上で、非常に重要な役割を担っています。
まずは、サービス実施記録の基本的な目的と、なぜそれが重要なのかを改めて確認しましょう。
記録の意義を理解することが、質の高い記録作成への第一歩となります。
サービス実施記録とは、障害福祉サービス事業者が利用者に対して行った具体的な支援内容、利用者の状態、変化などを日時と共に記録した公式な文書です。
これは単なる業務日誌ではなく、個別支援計画に基づいたサービスが適切に提供されたことを証明する重要なエビデンスとなります。
記録には、いつ、誰が、誰に、どのようなサービスを提供し、その結果利用者にどのような変化があったのか、といった情報が含まれます。
正確かつ詳細な記録は、利用者への責任ある支援の証となるのです。
サービス実施記録は、多岐にわたる重要な役割を担っています。
主な役割としては、以下の点が挙げられます。
利用者支援の質の向上: 記録を通じて利用者の状態変化やニーズを把握し、より個別化された支援計画の立案・見直しに繋げられます。
多職種連携の促進: 職員間はもちろん、医師やケアマネージャーなど関係機関との情報共有を円滑にし、チームでの支援を強化します。
法的根拠・証拠: サービスの提供実績を証明し、万が一の事故やトラブル発生時の状況説明や原因究明に役立ちます。
事業運営の適正化: サービス提供状況を可視化し、業務改善やリスクマネジメント、人材育成、経営判断の材料となります。
報酬請求の根拠: 提供したサービス内容を明確にし、介護給付費等の適切な請求に不可欠な書類です。
このように、記録は日々の業務に不可欠であり、その質が事業全体の質を左右すると言っても過言ではありません。
障害者総合支援法に基づく指定基準において、サービス提供に関する記録の作成・保存は事業者に義務付けられています。
例えば、「指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準」などにおいて、サービス提供の都度、その内容や利用者の状況等を記録し、完結の日から全国的に原則5年間の保存することが定められています。
記録が不適切であったり、保管義務を怠ったりした場合、実地指導での指摘や、最悪の場合、指定取り消し等の行政処分に繋がる可能性もあります。
適切な記録は、法令遵守の観点からも、事業所を守るために必須なのです。

質の高いサービス実施記録を作成するためには、押さえておくべき基本的なルールがあります。
これらのルールを意識するだけで、記録の内容は格段に向上し、誰が読んでも分かりやすく、支援に役立つものになります。
ここでは、特に重要な6つの基本ルールについて、具体的なポイントを解説します。
ぜひ、日々の記録作成に取り入れてみてください。
質の高い記録の基本は、「いつ(When)」「どこで(Where)」「誰が(Who)」「何を(What)」「なぜ(Why)」「どのように(How)」の5W1Hを明確に記述することです。
これにより、サービス提供の状況が具体的かつ客観的に伝わります。
いつ: サービス提供年月日、開始・終了時刻
どこで: サービス提供場所(例:居室、リビング、事業所内デイルーム)
誰が: サービス提供者(職員名)
何を: 提供した具体的なサービス内容(例:食事介助、整容、個別活動)
なぜ:そのサービス内容を実施する理由(個別支援計画書に紐づく対応なのか)
どのように: サービス提供の方法、利用者の様子、反応、特記事項
これらの要素を漏れなく記述することで、記録の具体性と客観性が担保されます。
記録は、職員の主観や憶測ではなく、客観的な事実に基づいて具体的に記述することが重要です。
曖昧な表現や感想ではなく、「誰が見ても同じように理解できる」記述を心がけましょう。
NG例: 「〇〇さんは元気そうだった。」
OK例: 「〇〇さんは、朝の挨拶に笑顔で応答あり。朝食は主食・副菜ともに全量摂取された。」
NG例: 「レクリエーションに意欲的に参加していた。」
OK例: 「午後の風船バレーでは、自ら手を伸ばして風船を追いかけ、笑顔で声を上げていた。」
具体的な行動や発言、観察された事実を記述することで、利用者の状態がより正確に伝わります。
単にサービス内容を記述するだけでなく、サービス提供中の利用者の様子、反応、心身の状態の変化を捉えて記録することが重要です。
これにより、支援の効果測定や、次の支援計画への示唆が得られます。
例: 「新しい活動(貼り絵)を提案したところ、最初は戸惑いの表情だったが、職員が手順を説明しながら一緒に進めると、集中して取り組み『楽しいね』と発言があった。」
例: 「入浴後、足浴の効果か『足が軽くなった』と笑顔が見られた。更衣も意欲的に行われた。」
ポジティブな変化だけでなく、不安な様子や拒否的な反応なども正直に記録することで、多角的なアセスメントが可能になります。
記録は、職員間だけでなく、他の専門職や家族など、様々な人が見る可能性があります。
そのため、専門用語や業界特有の略語の使用は最小限にとどめ、誰にでも理解できる平易な言葉で記述することが望ましいです。
専門用語を使用する場合は、初出時に簡単な説明を加えるなどの配慮が必要です。
NG例: 「ADL低下が見られるため、PTと連携しOTを実施。」
OK例: 「日常生活動作(ADL)の低下が見られるため、理学療法士(PT)と連携し、作業療法(OT)として手指の巧緻性訓練を実施した。」
略語については、事業所内で共通認識がある場合でも、正式名称で記述するのが原則です。
サービス実施記録は、日々の支援の積み重ねであり、利用者の状態変化を長期的に追跡するための重要なツールです。
そのため、記録の書き方や視点に一貫性を持たせ、継続的に記録していくことが重要です。
ポイント: 記録のフォーマットやルールを事業所内で統一する。
ポイント: 前回の記録内容や個別支援計画を踏まえて記録する。
ポイント: 定期的に記録内容を振り返り、変化の傾向や課題を分析する。
継続的で一貫性のある記録は、利用者理解を深め、より質の高いケアプラン作成に繋がります。
サービス実施記録には、利用者の非常に個人的な情報が含まれます。
記録の作成・保管・共有にあたっては、個人情報保護の観点から最大限の注意が必要です。
ポイント: 記録の保管場所を定め、アクセス権限を管理する。
ポイント: 記録の持ち出しや不要な複写を禁止する。
ポイント: 情報共有は必要最低限の関係者に留め、内容や方法に配慮する。
ポイント: 記録媒体(紙・電子)に応じた適切なセキュリティ対策を講じる。
利用者からの信頼を維持するためにも、プライバシー保護の意識を常に高く持つことが求められます。

ここでは、障害福祉サービスの現場でよく見られる場面別に、サービス実施記録の具体的な記入例と、記録する際のポイントを解説します。
良い例と悪い例を比較しながら、どのような点に注意して記録すればよいのか、具体的に見ていきましょう。
日々の記録業務の参考にしてください。
食事介助の記録では、単に「食事介助を行った」だけでなく、具体的な内容や利用者の様子を記録することが重要です。
記録すべきポイント: 食事の時間、場所、メニュー 摂取量(主食、副食、水分など、具体的に「全量」「1/2量」など) 食事中の様子(意欲、表情、所要時間、介助の必要度) 嚥下状態(むせ込みの有無、咀嚼の様子) 食後の様子(満足感、口腔ケアの状況)
記入例(良い例): 「12:15~12:45 リビングにて昼食。メニューは〇〇。主食全量、副食2/3量摂取。スプーンを使用し自力摂取されたが、後半やや疲れが見られ一部介助。むせ込みなし。食後、義歯洗浄と口腔ケアを実施。『美味しかった』と笑顔あり。」
記入例(悪い例): 「昼食介助実施。完食。」
利用者の栄養状態や健康管理に直結するため、詳細かつ客観的な記録が求められます。
入浴や清拭は、利用者の清潔保持だけでなく、健康状態を確認する良い機会でもあります。
記録すべきポイント: 実施時間、方法(全身浴、シャワー浴、部分清拭など) バイタルサイン(入浴前後の体温、血圧、脈拍など) 皮膚の状態(発赤、褥瘡、乾燥、傷の有無など、部位も明記) 入浴・清拭中の様子(表情、気分、羞恥心への配慮、介助の必要度) 更衣の状況、整容の状況 入浴・清拭後の利用者の反応や感想
記入例(良い例): 「14:00~14:40 浴室にてシャワー浴実施。入浴前バイタル問題なし。背部に軽度の発赤あり、保湿剤塗布。洗身・洗髪は一部介助にて実施。終始リラックスした表情で『気持ちよかった』との発言あり。更衣後、整容も行い居室へ移動。」
記入例(悪い例): 「入浴介助実施。問題なし。」
特に皮膚トラブルは早期発見が重要ですので、注意深く観察し記録しましょう。
排泄に関する記録は、利用者の健康状態を把握する上で非常に重要ですが、プライバシーへの配慮も特に求められます。
記録すべきポイント: 排泄の時間、種類(尿、便) 排泄場所(トイレ、ポータブルトイレ、おむつ内) 排泄量(多量、中量、少量、失禁量など) 性状(色、形状、臭いなど、異常があれば具体的に) 排泄時の様子(自力での動作、介助の必要度、不快感の有無) おむつ交換の状況、陰部・臀部の皮膚状態(発赤、びらんの有無)
記入例(良い例): 「10:30 トイレ誘導にて座位排尿あり。量は中量、淡黄色透明。ズボンの上げ下ろしに一部介助要。排便はなし。陰部清拭実施、皮膚に異常なし。」 「15:00 訪室時、おむつ内に軟便中量あり。異臭なし。臀部に軽度の発赤あり、清拭後ワセリン塗布。リハビリパンツ交換実施。」
記入例(悪い例): 「排泄介助実施。」「おむつ交換済み。」
客観的な事実を淡々と、しかし具体的に記録することが大切です。
移動や移乗の介助記録では、安全確保の観点からの記録が重要になります。
記録すべきポイント: 移動・移乗の時間、場所(例:ベッド⇔車椅子、居室→食堂) 介助の方法(一部介助、全介助、使用した福祉用具) 利用者の動作の様子(ふらつき、バランス、歩行状態、意欲) 安全確認の状況(声かけ、環境整備、ブレーキ確認など) 移動・移乗中の特記事項(転倒リスク、疲労の様子など)
記入例(良い例): 「9:00 ベッドから車椅子へ移乗。一部介助にて実施。立ち上がり時にややふらつきが見られたため、支えながら声かけを行い安全に実施。移乗後、ブレーキ確認済み。」
記入例(悪い例): 「車椅子へ移乗介助した。」
事故防止に繋がる重要な情報となりますので、ヒヤリとした場面なども含めて記録しましょう。
利用者とのコミュニケーションや、他の利用者・職員との関わりも重要な記録項目です。
記録すべきポイント: コミュニケーションの時間、場所、相手 利用者の発言内容(具体的な言葉を引用符「」で示す) 表情、声のトーン、視線、ジェスチャーなどの非言語的コミュニケーション 他者との関わりの様子(肯定的、否定的、無関心など) 会話の内容やテーマ、理解度、反応 コミュニケーション上の課題や配慮事項
記入例(良い例): 「11:00 デイルームにて。他の利用者Aさんと楽しそうに会話。『昔の仕事の話で盛り上がったよ』と笑顔で報告あり。視線も合い、頷きながら話を聞く様子が見られた。」 「15:30 レクリエーション中、職員の声かけに反応薄く、視線も合わない。問いかけに対し『別に…』と小声で返答。表情も硬い。」
記入例(悪い例): 「他の利用者と話していた。」「機嫌が悪そうだった。」
利用者の心理状態や社会性の変化を捉える上で重要な情報源となります。
問題行動やヒヤリハットが発生した場合の記録は、原因分析と再発防止のために極めて重要です。
記録すべきポイント: 発生日時、場所 具体的な状況(何が起こったか、5W1Hで) 発生前の状況や誘因と考えられること 発生時の対応(職員の具体的な行動、声かけなど) 対応の結果(利用者の反応、状況の変化) 利用者の受傷の有無、物的損害の有無 再発防止に向けた検討事項や対策
記入例(良い例): 「16:00 デイルームにて。利用者Bさんが利用者Cさんのおやつを取ろうとし、Cさんが抵抗したためBさんが大声を出す。職員Dが間に入り、Bさんを別室へ誘導しクールダウンを図る。Bさんは落ち着きを取り戻し『ごめんなさい』と謝罪。Cさんに怪我なし。原因:Bさんが自分のおやつを食べ終え、Cさんのおやつが欲しくなったためと思われる。対策:おやつの時間をずらす、見守り体制を強化する等を検討。」
記入例(悪い例): 「Bさんが大声を出した。職員が対応した。」
客観的な事実を時系列で整理し、感情的な表現を避け、具体的な対応と結果、今後の対策まで記録することが求められます。
送迎や移動支援の記録では、安全確保と時間管理に関する情報が中心となります。
記録すべきポイント: 送迎・移動の年月日、出発・到着時刻 乗降場所(自宅、事業所など) 使用車両、同乗者(他の利用者、職員) 移動ルート、交通状況(渋滞など) 乗降時の介助の必要性、安全確認(シートベルト、ドアロック) 車内での利用者の様子(気分、会話、体調変化の有無) 特記事項(忘れ物、家族からの伝言など)
記入例(良い例): 「〇月〇日 8:45 自宅出発 → 9:15 事業所到着。車両〇〇号車、同乗者Aさん、Bさん。ルートは通常通り。交通渋滞なし。乗降時、段差に注意し一部介助にて実施。シートベルト装着確認済み。車内ではAさんと穏やかに会話。特変なし。」
記入例(悪い例): 「送迎実施。」
時間や安全確認の記録は、万が一の場合に重要な証拠となります。

サービス実施記録は重要ですが、作成に時間がかかりすぎるのは問題です。
日々の記録業務を効率化し、利用者と向き合う時間を増やすための工夫も大切になります。
ここでは、記録作成の時間を短縮するための具体的なコツや、ICT(情報通信技術)の活用についてご紹介します。
少しの工夫で、業務負担を軽減できる可能性があります。
毎回ゼロから記録を作成するのではなく、事前にテンプレートや定型文を用意しておくと、大幅な時間短縮に繋がります。
テンプレート活用: サービス内容や場面ごとに、記録すべき項目を網羅したテンプレートを作成し、それに沿って記入する。これにより、記録漏れを防ぎ、記述内容を標準化できます。
定型文活用: 「バイタル測定:問題なし」「食事:全量摂取」「排泄:定時誘導にて排尿あり」など、よく使う表現を定型文として登録しておき、必要に応じて呼び出して使用する。
これらは、特にICTシステムを導入している場合に効果を発揮しやすい方法です。
記録は、記憶が新しいうちに行うのが最も効率的で正確です。
サービス提供後、時間が経つほど詳細を忘れてしまい、思い出すのに時間がかかったり、不正確になったりする可能性があります。
推奨タイミング: サービス提供直後、またはキリの良いタイミング(例:午前中のサービス終了後、午後のサービス終了後)にまとめて記録する時間を設ける。
メモの活用: すぐに記録できない場合は、要点だけでもメモに残しておく。
「後でまとめて書こう」と思っていると、結局負担が大きくなりがちです。記録時間を業務スケジュールに組み込むことが重要です。
近年、介護・福祉業界でも記録業務の効率化のためにICTシステムの導入が進んでいます。
タブレット端末やスマートフォンを使って、その場で記録を入力できるシステムなどがあります。
メリット: 記録時間の短縮(手書きからの解放、定型文入力など) 情報共有の迅速化・円滑化 記録漏れや記入ミスの削減 データの集計・分析が容易になる ペーパーレス化による保管スペース削減
デメリット: 導入コスト、月額利用料がかかる 職員が操作に慣れるまで時間が必要 システム障害や通信環境による影響 セキュリティ対策の必要性
導入にあたっては、事業所の規模や職員のITスキル、費用対効果などを十分に検討する必要があります。私たちもAI・障がい福祉記録ソフト「CareViewer challenge」というICTシステムを提供しており、現場の声を反映した開発を続けています。
ICTシステムの中には、音声入力機能を搭載しているものもあります。
キーボード入力が苦手な職員でも、話すだけで記録が作成できるため、大幅な時間短縮が期待できます。
また、タブレットやスマートフォンなどのモバイル端末を活用すれば、利用者様の居室や移動中の車内など、場所を選ばずに記録を入力できます。
これにより、「事務所に戻ってから記録する」という手間が省け、リアルタイムでの記録作成が可能になります。
技術の進歩をうまく活用することも、業務効率化の重要なポイントです。

サービス実施記録は、介護給付費等の請求や各種加算の算定根拠となる重要な書類です。
また、定期的に行われる実地指導においても、記録の内容は厳しくチェックされます。
ここでは、加算算定や実地指導に対応するための、適切な記録作成における注意点を解説します。
日頃からポイントを押さえた記録を心がけましょう。
特定の加算を算定する場合、その根拠となるサービス提供の事実をサービス実施記録に明確に記述する必要があります。
例えば、個別機能訓練加算であれば、個別機能訓練計画に基づいた訓練内容、実施時間、利用者の反応や効果などを具体的に記録する必要があります。
ポイント: 算定したい加算の要件を正確に理解する。
ポイント: 個別支援計画(または個別機能訓練計画など)とサービス実施記録の内容を連動させる。計画に基づいた支援が行われていることを記録で示す。
ポイント: 加算に必要な項目(時間、内容、参加状況、効果など)を漏れなく記録する。
記録は、単なる作業報告ではなく、計画に基づいた専門的な支援が行われた証拠として作成することが重要です。
実地指導では、サービス実施記録の内容が詳細に確認されます。
指摘を受けやすい記録の不備としては、以下のような点が挙げられます。
記録の欠落・遅延: 記録自体が存在しない、または著しく遅れて作成されている。
内容の不備: 5W1Hが不明確、客観性がない、具体性に欠ける、個別支援計画との整合性がない。
代筆・修正のルール違反: 記録の代筆や修正が適切な手順で行われていない(修正液の使用、誰が修正したか不明など)。
保管義務違反: 定められた期間、記録が保管されていない。
これらの指摘を受けないためには、日頃から記録のルールを遵守し、質の高い記録を作成・保管する体制を整えておくことが不可欠です。定期的な内部監査や研修も有効な対策となります。

今回は、障害福祉サービスにおけるサービス実施記録の書き方について、
記録の目的と重要性
質の高い記録を書くための6つの基本ルール
場面別の具体的な記入例とポイント
記録業務を効率化するコツとICT活用
加算算定・実地指導への対策
などを中心にお話してきました。
サービス実施記録は、日々の支援を振り返り、利用者様への理解を深め、チームでの連携を強化するための基盤となる、非常に重要な業務です。
質の高い記録を作成することは、利用者様のより良い生活に繋がるだけでなく、職員自身の専門性向上、そして事業所の信頼性向上にも貢献します。
「忙しくて時間がない」「書き方が分からない」といった悩みもあるかと存じますが、この記事でお伝えしたポイントや記入例を参考に、少しずつでも記録の質を高めていく意識を持っていただければと思います。
特に、客観的な事実に基づいた具体的な記述(5W1H)、利用者の変化や反応の記録、そしてICTの活用による効率化は、すぐにでも取り組める改善点ではないでしょうか。
私たちも、現場の皆様の負担を軽減し、より質の高いケアに繋がるようなシステム開発を通じて、皆様の事業運営をサポートして参りたいと考えております。
適切なサービス実施記録は、利用者様、職員、そして事業所自身を守るための大切な取り組みです。
この記事が、皆様の日々の記録業務の一助となり、より質の高い支援と健全な事業運営の実現に繋がることを心より願っております。

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障がい福祉事業所運営企業が現場での使いやすさにこだわり開発。だれでもかんたんに使えます。

この記事を書いた人

中元 秀昭
当社は、介護保険制度が開始された当初より、北海道札幌近郊エリアで地域密着型サービスを主軸とした介護施設の運営に携わってまいりました。
その経験の中で生まれた「介護現場から紙をなくしたい」という強い思いから、AI・介護記録ソフト「CareViewer」を自社開発いたしました。
「CareViewer」は、現場の視点を何よりも大切にし、ITに不慣れな方や外国籍のスタッフでも直感的に使える、分かりやすさにこだわって開発されています。
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CareViewer challengeは「障がい福祉現場の紙をなくすため」につくられたグループホーム特化の支援記録アプリです。
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中元 秀昭
当社は、介護保険制度が開始された当初より、北海道札幌近郊エリアで地域密着型サービスを主軸とした介護施設の運営に携わってまいりました。
その経験の中で生まれた「介護現場から紙をなくしたい」という強い思いから、AI・介護記録ソフト「CareViewer」を自社開発いたしました。
「CareViewer」は、現場の視点を何よりも大切にし、ITに不慣れな方や外国籍のスタッフでも直感的に使える、分かりやすさにこだわって開発されています。
さらに、障害福祉分野にも事業を拡大し、障害福祉サービス事業所を開設するとともに、同サービスに対応したAI障がい福祉記録ソフト「CareViewer challenge」も開発・提供しております。


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