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介護現場でIT化が進まない4つの理由|日本の現状やIT化推進のメリット・デメリットを紹介

手を杖の上に重ねる高齢者

介護現場のIT化に関して、こんな悩みを抱えていませんか?

  • 紙業務からデジタル化したいが、何から始めればいいのかわからない

  • 現場の効率を上げて職員の負担を軽減したいが、具体的な方法が見つからない

  • 利用者にきめ細かいケアを提供したいが、人手不足で実現できていない

本記事では、介護現場でのIT化の現状や推進が進まない理由を解説するとともに、IT化のメリットやデメリット、導入のポイントや成功事例も詳しく紹介します。

IT化による業務の効率化やサービスの向上を検討している方は、ぜひご参考ください。

介護現場のIT化にお悩みの施設には、介護記録ソフトの「CareViewer」がおすすめです。介護現場の職員の声から誕生したCare Viewerは、施設の運営をワンストップで管理できるとても便利なソフトです。スケジュールや日々の記録を誰でも簡単に入力できるため、効率的で質の高いケアが可能です。

この記事でわかること

  • 介護現場でIT化が遅れている4つの理由(行政の制度・働き手の抵抗感・コスト・セキュリティ)

  • IT化を推進する3つのメリット(業務効率化・サービスの向上など)と注意すべき3つのデメリット

  • 介護現場でのIT化を成功させる3つの重要ポイント(使いやすいツールの選定・補助金の活用など)

この記事の目次

日本の介護現場でIT化が進まない4つの理由

スマホ・タブレット・ノートパソコンが積み重なるイメージ

介護現場のIT化が思うように進まない理由として、主に以下の4つが挙げられます。

  • 行政の制度の問題

  • 働き手のIT機器に対する抵抗感

  • 導入コストの課題

  • セキュリティリスクへの懸念

それぞれの理由を詳しく解説していきましょう。

行政の制度の問題

日本の介護現場では、多数の書類に対して押印が求められる、紙ベースの業務が長く一般的でした。そのため、電子化への移行が妨げられてきた経緯があります。

電子契約が介護報酬上で認められるようになったのは、令和3年度の介護報酬改定によるものです。日本全体のデジタル化の遅れが、介護業界のIT化にも大きな影響を与えてきました。

また、行政の手続きの煩雑さも課題として挙げられており、現場でデジタルツールを活用しやすい環境が整備されていないのが現状です。行政の制度面での問題が、介護現場のIT化を阻む要因となっています。

働き手のIT機器に対する抵抗感

介護現場の従事者の平均年齢は比較的高く、紙や印鑑を使った業務に慣れ親しんでいる人が多いのが特徴です。そのため、IT機器の操作に不安や抵抗感を抱く職員が少なくありません。

現場ではいまだに手書きの書類が多用され、アナログな業務スタイルが残っています。新しい技術を学ぶための研修や教育の機会も十分とは言えず、現場の意識改革が追いついていないのが実情です。

IT化を進めるには、機器操作への苦手意識を和らげ、デジタルスキルを習得してもらうための工夫が欠かせません。

導入コストの課題

介護事業所の経営状況は厳しいところが多く、IT機器導入のための予算確保が難しいのが現状です。国の補助金制度はあるものの、申請や手続きの手間に対応しきれない事業所も少なくありません。

特に中小規模の施設では、初期費用の負担が大きな壁となっています。IT化の長期的な投資効果を見込んで行動に移すだけの余裕がないのが実情です。

コスト面での課題をクリアしていくためには、導入しやすい価格設定のツールを選ぶことはもちろん、補助金制度をうまく活用していくことが求められます。

セキュリティリスクへの懸念

利用者の重要な個人情報を数多く扱う介護現場では、データの電子化にともなう情報漏洩リスクへの懸念があります。介護現場では、暗号化やセキュリティ対策に関する知識やノウハウが不足しています。

慎重にならざるを得ないセキュリティの問題が、IT導入化を妨げていることは否定できません。また、データ管理のためのセキュリティシステムを整えるリソースが足りていないのも事実です。

IT化を進める上では、安全性の高いシステムの導入とともに、職員の意識啓発が重要になります。

日本の介護現場でのIT化の現状

シニアカー置き場

近年、特にコロナ禍の影響もあって、介護業界でもIT化・ICT化の必要性が叫ばれるようになりました。令和3年度の介護報酬改定では、電子契約の解禁やオンライン服薬指導の算定など、デジタル化に向けた施策が打ち出されています。

同時に、生産性の向上が強く求められる中、令和6年度の処遇改善加算の要件としてもIT化による効率化が重視されるようになっています。

しかし、現場の実態としては、紙媒体や印鑑を用いたアナログな方法がいまだに主流です。デジタル技術の導入が進みつつも、従来型のスタイルが色濃く残存しているのが日本の介護現場の現状です。

参考リンク:令和3年度介護報酬改定の主な事項について|厚生労働省

介護現場のIT・ICT・IoTの違い

キーボードを押す手

IT、ICT、IoTとは、介護業界でよく耳にする言葉です。どのような意味なのか、それぞれの特徴と違いを整理してみましょう。

ITとは、コンピューターやインターネットを活用する技術の総称です。主に情報処理やデータ管理の効率化に役立てられ、介護記録のデジタル化やデータの自動集計などに活用できるツールが該当します。

ICTは、インターネットを介したコミュニケーション技術を指し、情報共有やコミュニケーションの円滑化が主な目的です。ビジネスチャットツールやオンライン会議システムなどがICTに含まれます。

IoTは、センサーやデバイスなどをインターネットに接続する技術を指します。介護現場では、見守りセンサーや遠隔で操作可能な介護機器などに応用されてきました。

いずれも、業務の効率化と情報の有効活用を実現するために必要なインターネットを用いた技術です。介護現場では、ITを土台にICTで多職種連携を図り、IoTで利用者の状況把握を行う形で、複合的に活用を進めます。

介護現場でIT化を推進する3つのメリット

差し出された手を握り返す高齢者の手

IT化の必要性が叫ばれる一方で、具体的なメリットが見えにくいと感じる方もいるかもしれません。本章では、介護現場でIT化を進めることで得られる3つの効果を解説します。

  • 業務効率化により職員の負担軽減につながる

  • 情報共有・業務連携が円滑になる

  • 介護サービスの質の向上につながる

それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。

業務効率化により職員の負担軽減につながる

日々の介護記録や書類作成などの定型業務をアナログからITに移行すると、職員の事務作業負担を軽減できるだけでなく、以下のメリットも生まれます。

  • 残業時間の削減

  • 人件費の削減

  • 作業効率の向上

  • ヒューマンエラーリスクの低下

こうしたIT化のメリットで生まれた時間を、より専門性の高い介護業務に振り分けることで、職員のモチベーションの向上と働きやすい環境づくりにも寄与します。

情報共有・業務連携が円滑になる

ネット技術を活用したツールを導入すると、職員間や施設全体での情報共有がリアルタイムでおこなえるようになります。利用者情報などを一元管理したクラウド上のデータベースを皆で活用すれば、多職種連携のスムーズ化が期待できます。

遠方に住む家族や関係機関とも、システムを通じて速やかに情報の共有が可能です。他にもFAXなど従来型の方法で生じていたタイムロスが解消され、即時性の高いコミュニケーションが図れるようになります。

このようなオンラインでのデータ交換が日常的に行われる環境が整えば、介護サービスに携わるすべての関係者の連携が円滑になります。

介護サービスの質の向上につながる

日々のバイタルチェックや介護記録をデジタル化すると、利用者の心身の状態に合ったケアプランを立てやすくなります。

また、職員の業務負荷軽減により、利用者一人ひとりとゆっくり向き合う時間を確保できるようになるため、より細やかなニーズの把握と、それに基づいたケアの提供が可能です。

ICTの活用で利用者の安全性を高めるのと同時に、職員の負担を減らすことができれば、現場の士気向上にもつながります。科学的な根拠に基づいたケアを実現し、サービスの総合的な品質を高めていくためにも、IT化の取り組みは欠かせません。

介護現場でIT化を推進する3つのデメリット

車椅子に乗る高齢者

IT化のメリットがある一方で、導入によるデメリットも知っておく必要があります。ここでは、介護現場でIT化を進める際の3つの懸念点を取り上げます。

  • 職員がITツールに慣れていない・導入に抵抗がある

  • 導入コストがかかる

  • 個人情報漏洩のリスクがある

それぞれの課題をもう少し掘り下げてみましょう。

職員がITツールに慣れていない・導入に抵抗がある

介護従事者の中には、高齢の職員も少なくありません。IT機器の操作に不慣れな人が多いのが実情です。新しいシステムの導入が現場の混乱を招く恐れもあるでしょう。

加えて、日常業務に追われて十分な教育時間を確保しにくいのも悩ましい点です。ITスキルの習得には一定の時間と労力がかかるため、導入そのものに抵抗感を示す職員の存在は無視できません。

機器操作への苦手意識を解消し、全員が新しいツールを使いこなせるようにサポートしていく工夫が求められます。

導入コストがかかる

IT化を進めるには、システム構築や端末の購入など初期投資が必要不可欠です。その後も、ランニングコストとして維持費やバージョンアップ費用などが発生します。

厳しい経営状況の介護施設にとって、ITインフラ導入のハードルは低くありません。補助金を活用しても、申請条件によっては支援が受けられないケースもあります。

財務体力に乏しい事業所にとって、コスト面での課題は無視できない大きな壁となっているのが現状です。

参考リンク:補助対象について | IT導入補助金2024

個人情報漏洩のリスクがある

介護現場ではセンシティブな個人情報を数多く扱うため、IT化にともなうセキュリティ対策は極めて重要です。ネット上でのデータ管理は、常にリスクと隣り合わせです。

不正アクセスによる情報流出は施設の信頼を損ねる恐れがあります。ちょっとした設定ミスが思わぬ漏洩事故につながることも考えられます。

万が一、利用者のプライバシーが損なわれるような事態が生じれば、経営の根幹を揺るがしかねません。ITシステムを安全に運用するための管理体制の確立が何より肝心です。

介護現場でIT化を推進する際の3つのポイント

スマホ・タブレット・キーボード・ノートがデスク上に置いてあるイメージ

IT化のデメリットを最小限に抑えつつ、メリットを最大限に引き出すには何が必要でしょうか。本章では、介護現場でIT化を成功させるための3つのポイントを紹介します。

  • 簡単で使いやすいITツールを選ぶ

  • セキュリティに十分注意する

  • IT導入補助金や支援制度を活用する

それぞれのポイントを具体的に見ていきましょう。

簡単で使いやすいITツールを選ぶ

介護現場にIT化を導入する際は、パソコンやスマートフォン、タブレットなどで簡単に操作できるツールを選ぶことが重要です。例えば、介護記録をアプリで作成・管理できるシステムなら、直感的な操作で誰もが使いこなせるはずです。

また、利用者の見守りがリモートで行えるツールや、シンプルな操作性を備えたコミュニケーションツールなども有効なため、現場の職員が抵抗なく受け入れられる、使い勝手の良さを兼ね備えたツールを選ぶことが肝心です。

セキュリティに十分注意する

介護施設でITシステムを導入する際は、セキュリティ対策に万全を期す必要があります。個人情報の流出を防ぐため、アクセスログの管理や、データ送受信の監視が可能なツールを使うのがおすすめです。

また、第三者の不正アクセスを防ぐロック機能の付いたアプリを活用するのも効果的です。高いセキュリティ認証を得たツールを選び、適切な運用管理体制を整えることが求められます。万が一の情報漏洩は、施設の信頼を大きく損ねかねません。セキュリティ対策は、IT化を進める上で決して疎かにできない重要なポイントです。

IT導入補助金や支援制度を活用する

介護事業所の経営状況に応じて、IT導入補助金や支援制度の活用も重要です。IT導入補助金を申請すれば、数万円から数百万円規模の補助を受けられる可能性があります。

また、自治体ごとに展開されているICT導入支援事業などを利用すれば、数十万円から百万円程度の助成が得られるケースもあります。各種の補助金情報を確認し、うまく活用すれば、初期導入コストの負担を大幅に軽減できるはずです。

IT化を円滑に進めたい方は、支援制度を有効に活用しましょう。

介護現場のIT化なら介護記録ソフト「CareViewer」を活用しよう!

車椅子を押す女性介護士

本記事では、介護現場のIT化の現状や課題、メリットとデメリット、導入のポイントなどを詳しく解説してきました。

ITツールの導入は、職員の負担軽減や業務の効率化、サービスの質の向上につながる大きな可能性を秘めています。一方で、職員の抵抗感や導入コストの問題、セキュリティリスクへの不安など、クリアすべき課題も少なくありません。

IT化を成功に導くには、使いやすさとセキュリティの高さを兼ね備えたツールを選ぶことが何より重要です。さらに、補助金制度などを有効活用しながら、計画的に導入を進めていくことが求められます。

介護現場のIT化にお悩みの施設には、介護記録ソフトの「CareViewer」がおすすめです。

「紙の書類をなくしたい」「職員の働き方を改善したい」「利用者によりよいケアを提供したい」などの現場の悩みを、便利な機能と充実したサポート体制で解決いたします。

ITツールの導入で業務効率化とサービス向上を図りたい介護施設の方は、ぜひ一度お問い合わせください。

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中元 秀昭

当社は、介護保険制度が開始された当初より、北海道札幌近郊エリアで地域密着型サービスを主軸とした介護施設の運営に携わってまいりました。
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