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現場知識を得る
介護の現場で働いている方なら、
「介護記録の書き方が難しくて、いつも時間がかかってしまう…」
「特にトイレでの記録って、どう書けば利用者の状態を正確に伝えられるんだろう…」
このような悩みを抱えているかもしれませんね。
利用者の健康状態を把握し、質の高いケアを提供するためには、正確で具体的な「介護記録 排泄」の記録が重要となります。
5W1Hを意識した記録を心がければ、あなたも利用者の健康管理に役立つ排泄記録が書けるようになるでしょう。
この記事では、介護現場で使える「排泄・排便記録」の具体的な書き方を知りたい方に向けて、
初心者にもわかりやすいトイレ・排便記録の書き方の基本ルール
介護現場で使える排泄記録の具体例と書き方のコツ
上記について、介護現場を20年以上運営しており、介護記録の排泄についてよく知る当社代表が解説します。
あなたの記録業務の負担を減らし、利用者へのケアの質を高めるヒントが詰まっていますので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
利用者の健康管理に直結する排便・排泄記録の重要性とプライバシー保護の基本ルール
5W1Hを活用した詳細な排泄記録の書き方と、状況別の良い例・悪い例の比較
異常な排泄パターンの見極め方と、記録業務を効率化するICTツール「CareViewer」の活用法
この記事の目次

介護現場において、排泄記録は利用者の健康状態を把握し、質の高いケアを提供するための重要な役割を果たします。
排便や尿の状態を正確に記録することで、利用者の体調の変化にいち早く気づき、病気の早期発見や適切な対応に繋げることができるからです。
ここでは、介護のプロとして知っておくべきトイレ・排便記録の基本について、初心者の方にもわかりやすく解説します。
トイレでの記録は、利用者の健康状態を知るための重要な手がかりとなります。
なぜなら、排便や排尿の状態は、利用者の体調や病気の兆候を反映しているからです。
例えば、普段と比べて尿の色が濃い場合は、脱水症状を起こしている可能性があります。
また、排便の際に便がいつもより柔らかい場合は、下痢気味であると考えられ、逆に硬い場合は便秘気味であると推測できるでしょう。
さらに、便に血が混じっている場合は、消化器官のどこかに出血がある可能性も考えられます。
このように、トイレでの排泄物の状態を詳細に観察し、記録することで、利用者の健康状態の変化に気づきやすくなるのです。
「トイレの記録なんて、ただの作業でしょ?」
そのように思っていたら、それは大きな間違いかもしれません。
排泄記録は、利用者の体調の変化を早期に発見し、適切なケアを提供するために欠かせないものです。
介護のプロとして、排便などの記録の重要性を理解し、日々の業務に活かすことが求められます。
厚生労働省の「介護職員実態調査」(令和4年度)によると、介護職員の約8割が排泄記録は重要であると回答しています。
この結果からも、多くの介護職員がトイレ介助や記録の重要性を認識していることがわかるでしょう。
排泄記録は、利用者の健康を守るための重要なバロメーターなのです。
排泄記録の書き方には、いくつかの基本的なルールがあります。
まず、記録は客観的かつ具体的に行うことが重要です。
「たくさん出た」といった主観的な表現ではなく、「通常の2倍の量」といった具体的な量を記載するように心がけましょう。
また、排便や尿の色や形状も重要な情報です。
例えば、尿の色は「淡黄色」「濃黄色」「赤褐色」など、便の形状は「普通便」「軟便」「水様便」など、できるだけ詳細に記録しましょう。
さらに、トイレに行った回数や時間も記録することで、利用者の排泄パターンを把握することができます。
「いつもよりトイレの回数が多いな…」
「今日はまだ排便がないみたい」
といった気づきは、利用者の体調変化の早期発見につながります。
そして、記録は正確かつ迅速に行うことが大切です。
トイレ介助の直後に記録することで、情報の正確性を高めることができます。
記録を怠ると、利用者の健康状態の変化を見逃す危険性があります。
介護職員として、迅速かつ正確な記録を心がけ、利用者の健康状態を把握することが、あなたに求められているのです。
記録の具体性:
主観的な表現を避け、具体的な量や状態を記録する(例:「多量の軟便」ではなく「通常の2倍の量、水様便」)
排便・排尿の詳細な観察:
色、形状、においなど、排泄物の状態を詳細に記録する(例:「尿:淡黄色、透明」「便:普通便、茶褐色、におい普通」)
トイレのパターン把握:
トイレの回数や時間も記録し、利用者の排泄パターンを把握する
記録のタイミング:
トイレ介助の直後に記録し、情報の正確性を高める
異常の早期発見:
普段と異なる排便パターンや状態を記録し、異常の早期発見につなげる
介護記録は利用者の健康管理に欠かせない情報源であり、正確かつ詳細な記録が求められます。
トイレや排泄に関する記録は、利用者のプライバシーに関わる非常にデリケートな情報です。
そのため、記録の取り扱いには細心の注意を払う必要があります。
まず、記録用紙や電子記録端末の管理を徹底することが重要です。
記録用紙は鍵のかかる場所に保管し、電子記録端末にはパスワードを設定するなど、第三者が容易にアクセスできないようにしましょう。
また、記録内容を他の利用者やその家族に見られないように配慮することも大切です。
休憩室などの共有スペースで、利用者の排便やトイレでの様子について話すことは避けましょう。
「〇〇さんの排便記録、見た?すごい量だったよ」
このような会話は、利用者のプライバシーを侵害するだけでなく、不快感を与えてしまう可能性があります。
さらに、記録を廃棄する際にも注意が必要です。
記録用紙はシュレッダーにかけるなど、個人情報が特定できないように処理することが求められます。
介護職員には、利用者のプライバシーを守る責任があるのです。
プライバシー保護は、利用者との信頼関係を築く上でも非常に重要です。
適切な記録の取り扱いを通じて、利用者から信頼される介護職員を目指しましょう。
保管場所の管理:
記録用紙は鍵のかかる場所に保管し、電子記録端末にはパスワードを設定するなどして、不正アクセスを防ぐ。
閲覧制限:
記録内容は、業務上必要な職員のみが閲覧できるようにし、他の利用者や家族の目に触れないよう配慮する。
口外の禁止:
休憩室などの共有スペースで、利用者のトイレ記録について話すことは避け、プライバシーを侵害しないようにする。
廃棄方法:
記録を廃棄する際は、シュレッダーにかけるなどして、個人情報が特定できないように処理する。
教育と研修:
職員に対して、プライバシー保護の重要性に関する教育や研修を定期的に実施し、意識向上を図る。
これらのポイントに留意し、利用者のプライバシー保護を徹底することが、介護のプロとしての責務です。

介護現場でのトイレ・排泄記録は、利用者一人ひとりの健康状態を把握し、適切なケアを提供するために非常に重要です。
特に「トイレ」というデリケートな部分を扱うため、記録の正確性とプライバシーへの配慮は、介護職員に求められる重要なスキルのひとつと言えるでしょう。
適切な排便記録は、医師や看護師などとの情報共有を円滑にするだけでなく、ケアプランの見直しや、より質の高い介護サービスの提供にもつながります。
ここでは、介護の現場でよくある状況別の良い記録例と悪い記録例を比較しながら、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)を意識した記録の書き方や、異常な排便パターンを記録する際のポイントについて、以下で詳しく解説していきます。
排泄記録の良し悪しは、利用者の健康状態の変化を見逃さないために非常に重要です。
例えば、単に「トイレで排泄あり」と記録するだけでは、利用者の健康状態を正確に把握することは難しいでしょう。
「排便記録の書き方がいまいちよくわからない…」と悩んでいる方もいるかもしれません。
ここでは、実際の介護現場でよく見られる「良い例」と「悪い例」を比較しながら、どこが良くてどこが悪いのかを具体的に説明します。
良い例:
「10/26 15:30 居室 ポータブルトイレ 利用者A様 小便 多量 黄色 濁りなし 臭い普通 排尿時痛みの訴えなし」
悪い例:
「10/26 利用者A様 トイレ 排泄あり」
良い例では、日時、場所、排泄の種類、量、色、濁りの有無、臭い、利用者の訴えなどが詳細に記録されており、利用者の状態が具体的にイメージできます。
一方、悪い例では、日時や利用者の情報が不正確で、排便なのか排尿なのか種類も特定されておらず、量や色などの具体的な情報も欠けています。
これでは、利用者の健康状態を正確に把握することは難しいでしょう。
良い記録は、利用者の健康状態を正確に把握し、適切なケアを提供するために欠かせません。
悪い記録例を参考にしながら、自分の記録方法を改善していきましょう。
排泄記録を詳細に書くためには、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)を意識することが重要です。
この「5W1H」は、情報を正確かつ網羅的に伝えるための基本的なフレームワークとして、介護記録以外の多くの場面でも活用できます。
介護の現場で、この「5W1H」を意識して記録することで、情報の抜け漏れを防ぎ、利用者の状態をより正確に把握することができるでしょう。
以下、それぞれの要素について詳しく解説します。
いつ(When):
トイレに行った「日時」を正確に記録します。例えば、「2023年10月26日 15:30」のように、年、月、日、時、分まで具体的に記録しましょう。正確な日時の記録は、排便のパターンや変化を把握する上で非常に重要です。
どこで(Where):
排泄が行われた「場所」を記録します。例えば、「居室のポータブルトイレ」「共用トイレ」「浴室」など、具体的な場所を記載しましょう。場所の情報は、利用者の生活環境や行動パターンを理解する上で役立ちます。
誰が(Who):
トイレをした「利用者」の名前を記録します。記録の際は、利用者のプライバシーに配慮し、フルネームではなくイニシャルや利用者番号で記録する場合もあります。正確な利用者の情報は、記録の信頼性を高めるために重要です。
何を(What):
排泄の「種類」を記録します。「小便」「排便(大便)」「下痢便」など、具体的な種類を記載しましょう。また、量、色、形状、硬さ、臭いなど、排便や排尿の状態についても詳細に記録することが重要です。
なぜ(Why):
トイレに行く「誘因」や「きっかけ」となった出来事を記録します。例えば、「水分摂取後」「昼食後」「歩行訓練後」など、排泄・排便に至った経緯を記載しましょう。この情報は、利用者の排便パターンを理解する上で役立ちます。
どのように(How):
トイレでの「方法」や「利用者の様子」を記録します。例えば、「ポータブルトイレを使用した」「自力でトイレに移動した」「排便時に痛みを訴えた」など、具体的な状況を記載しましょう。
5W1Hを意識することで、トイレ記録をより詳細かつ具体的に書くことができます。
詳細な記録は、利用者の健康管理やケアの質の向上に大いに役立つでしょう。
介護記録の中で、排便記録は利用者の健康状態の異常を早期に発見するための重要な情報源です。
しかし、単に「下痢」「便秘」と記録するだけでは、緊急度や対応の優先順位を判断することが難しい場合があります。
「トイレでのいつもと違う様子だけど、どう記録したらいいのか…」
「緊急性は高い?それとも様子を見ていいの?」
このように悩む介護職員の方もいるでしょう。
ここでは、異常な排便パターンを記録する際の具体的なポイントを、緊急性の高いケースと低いケースに分けて解説します。
緊急性が高い場合:
緊急性が高いケースでは、具体的な状態に加えて、「いつから」「どれくらい」「どのような対応をしたか」を詳細に記録することが重要です。例えば、「血便」「強い腹痛」「嘔吐」「発熱」などの症状が見られる場合は、脱水や感染症、消化管出血などのリスクが高いため、迅速な対応が求められます。これらの症状を認めた場合は、速やかに医師や看護師に報告し、対応を協議しましょう。具体的な記録例としては、「10/26 15:00から、水様便が5回以上続く。鮮血が混ざっており、腹痛と38.5℃の発熱を伴う。すぐに看護師に報告し、医師の指示を仰ぐ」といった形です。
緊急性が低い場合:
一方、緊急性が低いケースでは、具体的な状態に加えて、「普段との違い」や「利用者の訴え」を詳細に記録することが重要です。例えば、普段は便秘気味の利用者が軟便になった場合、食事内容の変化やストレスなどの要因が考えられます。このような場合は、直ちに医療的な対応が必要となるケースは少ないですが、変化が続くようであれば、医師や看護師に相談する必要があるかもしれません。具体的な記録例としては、「10/26 16:00 排便あり。普段は硬めの便だが、今日は軟便。量は普通。腹痛や発熱はなし。前日から食事内容に変更あり」といった形です。
トイレ・排泄記録は、利用者の健康状態を把握し、適切なケアを提供するための重要なツールです。
異常な排便パターンを早期に発見し、記録することで、利用者の健康を守ることにつながるでしょう。
利用者の便量や形などから細かい健康状態を把握する方法については、以下の記事をご参考ください。ブリストルスケールなど専門的な知識についても解説しております。

今回は、介護の現場で働いている、またはこれから働こうとしている方に向けて、
健康管理の要となるトイレ・排便記録の重要性
介護現場で使える排泄記録の具体例と書き方のコツ
上記について、介護現場をよく知る立場からお話してきました。
正確な排便記録は、利用者の健康状態を細かく把握し、質の高いケアを実現するうえで欠かせません。
5W1Hを意識した記録を心がけ、必要に応じてAI・介護記録ソフト「CareViewer」などのICTツールを活用すれば、あなたの業務負担は大幅に軽減できるでしょう。
細かな内容を記録に残そうとするとかなり大変です。当社が開発および販売を行なっている「CareViewer」は、介護現場を自社に持つからこそわかる現場視点のソフトです。利用者の健康管理に必要なトイレ・排便記録の90%を選択式で入力が可能!その他自由記述も音声で簡単入力ができます。
今回お伝えした情報を活用することで、あなたの記録業務は効率化し、利用者一人ひとりに寄り添ったケアが実現できます。
日々の業務に追われる中でも、利用者の小さな変化に気づき、迅速に対応できる介護のプロを目指しませんか。
あなたの記録が、利用者の健康と安心を守り、より良い介護に繋がります。

CareViewerは「介護現場の紙をなくすため」に
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