カテゴリー:
導入方法を知る
介護現場の皆様、日々の記録業務、本当にお疲れ様です。
利用者様と向き合う大切な時間の中で、
「記録のために事務所と現場を何度も往復するのが大変…」
「手書きやPC入力だと、どうしても時間がかかってしまう…」
「もっと早く、簡単に、正確に記録を残せないだろうか?」
そんな風に感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
そのお悩み、タブレット端末の活用で解決できるかもしれません。
介護記録にタブレットを導入することは、場所を選ばずにその場で記録を入力でき、情報共有もリアルタイムに行えるため、業務効率を飛躍的に向上させる可能性を秘めています。
これにより、記録業務の負担が軽減されるだけでなく、転記ミスを防ぎ、より迅速で的確なケア提供にも繋がります。
さらに、写真や動画なども活用すれば、記録の質そのものを高めることも期待できるでしょう。
この記事では、介護記録へのタブレット導入を検討されている現場の皆様に向けて、
タブレット導入による具体的なメリットと注意点
自施設に合ったソフト・アプリを選ぶための7つの重要ポイント
タブレットで使いやすい主要な介護記録ソフト・アプリの特徴比較
スムーズな導入と運用を成功させるためのステップ
上記について、長年介護現場のICT化を支援してきた私の視点から、分かりやすく解説していきます。
記録業務のストレスから解放され、より利用者様と向き合う時間を生み出すために。
ぜひこの記事を参考に、タブレットによる新しい介護記録の形を検討してみてください。
この記事でわかること
介護現場におけるタブレット記録導入の5つのメリットと注意すべきデメリット
失敗しないタブレット対応介護ソフト・アプリの選び方7つのポイントと主要製品の比較
導入から運用定着までをスムーズに成功させるための5つの具体的なステップ
この記事の目次

近年、多くの介護現場でICT化が進められています。
その中でも、スマートフォンと並んで注目されているのが「タブレット端末」の活用です。
なぜ今、介護記録にタブレットを導入する施設や事業所が増えているのでしょうか?
そこには、従来の記録方法が抱える課題と、タブレットならではの利便性、そして国が進める介護DX(デジタルトランスフォーメーション)の流れが背景にあります。
長年、介護記録の主流であった「紙」への手書き記録。
そして、その後普及した事務所の「PC」での記録入力。
これらは、今も多くの現場で行われていますが、以下のような限界点も指摘されています。
時間的制約: ケアの合間に記録する時間が取れず、業務終了後にまとめて記録するため時間がかかる。残業の原因にもなりやすい。
場所的制約: 記録用紙やPCが事務所など特定の場所にしかないため、ケアの現場から移動して記録する必要がある。現場での気づきをすぐにメモできない。
転記の手間とミス: 複数の帳票に同じ情報を何度も書き写す必要があり、手間がかかる上に転記ミスも発生しやすい。
情報共有の遅延: 記録された情報がすぐに他のスタッフに共有されず、状況把握や対応にタイムラグが生じる。
保管と検索の非効率: 大量の紙ファイルの保管スペースが必要。過去の記録を探すのに時間がかかる。
これらの課題は、日々の業務を圧迫し、職員の負担増につながるだけでなく、情報共有の遅れがケアの質や安全性に影響を与える可能性もはらんでいます。
「もっと効率的に、もっとリアルタイムに記録・共有できれば…」というのは、多くの介護現場が抱える切実な願いなのです。
国は、介護分野における生産性向上と働き方改革を目指し、ICT化・DX(デジタルトランスフォーメーション)を強力に推進しています。
介護ロボットやセンサー技術の導入支援と並び、介護ソフトやタブレット端末などのICT機器導入に対する補助金制度(ICT導入支援事業など)も拡充されてきました。
このような国の後押しもあり、介護現場でも徐々にICT化が進んでいます。
特に、介護記録システム(介護ソフト・アプリ)の導入は、業務効率化の第一歩として多くの施設・事業所で検討・導入されています。
その中でもタブレット端末は、 「持ち運びやすく、現場で使いやすい」 「タッチ操作で直感的に入力できる」 「カメラ機能なども活用できる」 といった利点から、介護記録を入力するためのデバイスとして非常に注目されているのです。
単なる流行ではなく、介護現場の課題解決と将来を見据えた必然的な流れとして、タブレット活用が進んでいると言えるでしょう。
タブレット端末を介護記録に活用することは、単に記録が楽になるというだけでなく、介護現場の「働き方」そのものを変える可能性を秘めています。
想像してみてください。
ケアを行ったその場で、利用者様のすぐそばで、タブレットを取り出してサッと記録を入力できる。
入力した情報は瞬時にチーム内で共有され、他のスタッフはいつでも最新の状況を確認できる。
事務所に戻ってからの記録作業や、申し送りのための資料作成に費やしていた時間が大幅に削減される。
空いた時間を利用者様とのコミュニケーションや、より質の高いケアの提供、スキルアップのための学習に充てることができるようになるかもしれません。
もちろん、導入には課題もありますが、タブレットは、介護職員がより専門性を発揮し、やりがいを持って働ける環境を作るための、強力なツールとなり得るのです。

介護記録にタブレットを導入することには、多くのメリットが期待できますが、一方で注意すべき点やデメリットも存在します。
導入を検討する際には、両方の側面を正しく理解し、自施設にとって本当にメリットが大きいのか、デメリットをどうカバーできるのかを判断することが重要です。
ここでは、タブレット記録のメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
タブレット記録の主なメリットは、何と言っても「場所を選ばずに記録できる」ことです。利用者の居室などでも記録を入力できるようになり、介護記録ソフトに直前までのサービス提供の記録を入力することで、連携すべき情報をスムーズに共有することができます
現場でのリアルタイム入力: 利用者様の居室、リビング、入浴介助の後など、ケアを行ったその場で記録を入力できます。これにより、記憶が新しいうちに正確な情報を記録でき、記録漏れも防ぎやすくなります。
移動時間の削減: 事務所のPCまで記録しに行く必要がなくなるため、移動時間が大幅に削減されます。特にフロアが広い施設や、訪問介護での効果は絶大です。
空き時間の活用: ちょっとした空き時間や移動時間にも記録を進めることができます。業務終了後の記録作業時間を大幅に短縮できます。
記録業務の効率化が実現し、厚生労働省の報告では記録作成時間が20%短縮された事例もあります。タブレットでの記録に慣れることで職員は記録以外の業務に時間を割くことが可能になります。
タブレットでは、項目のチェックや入力サポート機能を活用することで、ケア記録の作成業務を効率化できます。また、音声入力などの機能により、記録の質向上も期待できます。
タッチ操作: キーボード入力が苦手な方でも、画面をタッチして選択肢を選ぶだけで簡単に入力できる項目が多く用意されています。
テンプレート機能: よく使う文章やケア内容をテンプレートとして登録しておけば、数タップで呼び出して入力できます。
音声入力: マイクに向かって話すだけで文字入力ができる機能を使えば、手が離せない状況でも記録が可能です。(ソフト/アプリによります)
手書きメモ機能: キーボード入力が難しい細かなニュアンスや図などは、手書きメモ機能でサッと記録することもできます。(ソフト/アプリによります)
バイタル連携: 対応する血圧計や体温計から、測定データをワイヤレスで自動取り込みできるソフトもあります。
これらの機能を活用することで、記録入力の心理的なハードルも下がり、より気軽に、効率的に記録できるようになります。
クラウド型介護ソフトを導入している場合、入力された情報はインターネット経由でサーバーに送信され、リアルタイムで共有されます。(インターネット環境がない場所での使用には注意が必要)
これにより、情報共有のスピードと質が向上します。
最新情報の常時確認: 他のスタッフや看護師、ケアマネジャーなどが、いつでもどこでも最新の利用者情報を確認できます。
申し送りの効率化: システム上で重要な情報が共有されるため、口頭での申し送り時間を短縮したり、申し送り内容をより質の高いものにしたりできます。既読確認機能があれば、伝達漏れも防げます。
迅速な状況判断と対応: 利用者の体調変化などの情報がリアルタイムで共有されることで、関係者が迅速に状況を把握し、適切な対応をとることが可能になります。
「あの利用者さん、さっき熱があったみたいだけど、もう解熱剤は使ったかな?」といった確認も、システムを見ればすぐに分かります。
これは、ケアの安全性向上にも大きく貢献します。
文字だけでは伝わりにくい情報も、タブレットのカメラ機能を使えば、より分かりやすく記録に残すことができます。
皮膚の状態: 褥瘡や発赤、皮膚トラブルなどの状態を写真で記録し、経過観察や看護師・医師への報告に活用できます。
食事の形態や摂取量: 食事の見た目や残量を写真で記録することで、栄養士や他スタッフへの情報共有が容易になります。
リハビリの様子: リハビリ中の動作や表情を短い動画で記録し、機能訓練指導員や家族への報告に使うことも考えられます(個人情報保護に十分配慮が必要)。
環境整備: 居室内の危険箇所などを写真で記録し、改善策の検討に役立てることも可能です。
視覚的な情報は、文字情報だけでは得られない多くの気づきを与えてくれ、アセスメントやケアプラン作成の質を高める上で非常に有効です。
タブレットで記録を行うことで、紙の記録用紙やファイル、印刷にかかるコスト(用紙代、インク代、印刷機維持費など)が不要になります。
また、大量の紙ファイルを保管するためのスペースも不要になり、事務所スペースを有効活用できます。
書類のファイリングや検索、廃棄といった管理業務にかかる時間と労力も大幅に削減されます。
ペーパーレス化は、目に見えるコスト削減だけでなく、管理業務の負担軽減という大きなメリットをもたらし、よりスマートな職場環境を実現します。
多くのメリットがある一方で、タブレット導入には注意すべき点やデメリットも存在します。
導入・運用コスト: タブレット端末の購入費用(台数分)。 介護ソフト/アプリの利用料(月額または年額)。 Wi-Fi環境の整備費用(施設全体をカバーする場合)。 モバイルデータ通信料(訪問介護などで屋外利用する場合)。
セキュリティリスク: 端末の紛失・盗難による情報漏洩リスク。 不正アクセスやウイルス感染のリスク。 適切なセキュリティ対策(パスワード管理、データ暗号化、MDM導入など)が必須。
操作習熟と教育: 職員間のITスキル格差。 新しい操作を覚えることへの抵抗感。 十分な研修と継続的なサポート体制が必要。
端末管理: 充電管理、故障・破損時の対応、定期的なメンテナンス。 共有端末の場合の衛生管理。
バッテリー: 勤務時間中にバッテリーが切れないか。予備バッテリーや充電環境の整備。
Wi-Fi環境: 施設内でWi-Fiが安定して利用できるか。電波の届きにくい場所はないか。
オフライン対応: Wi-Fiがない場所(訪問先など)でも記録入力できるか。オフライン時のデータ保存と同期方法。
これらのデメリットや注意点を事前に理解し、対策を講じておくことが、スムーズな導入と運用には不可欠です。

いざタブレット導入を決めても、次に悩むのが「どのソフトやアプリを選べばいいのか?」という点です。
市場には多くの選択肢があり、それぞれ特徴も異なります。
ここでは、介護現場、特にタブレットでの利用を前提とした場合に、失敗しないソフト/アプリ選びのためにチェックすべき7つの重要なポイントを解説します。
自施設のニーズと照らし合わせながら、最適な選択を目指しましょう。
これが最も重要と言っても過言ではありません。
毎日、現場で使うものだからこそ、操作が分かりやすく、ストレスなく使えることが大前提です。
画面の見やすさ: 文字の大きさ、ボタンの配置、配色など、誰にとっても見やすく、誤操作しにくいデザインか?
入力のしやすさ: タッチ操作での選択入力はスムーズか?文字入力はしやすいか?フリック入力、音声入力、手書き入力などに対応しているか?
直感的な操作感: マニュアルを見なくても、ある程度直感的に操作を進められるか?メニュー構成は分かりやすいか?
動作の軽快さ: アプリの起動や画面遷移、データ同期などがスムーズに行えるか?動作が重くないか?
可能であれば、無料トライアルやデモを複数の現場スタッフ(ITが得意な人、苦手な人両方)で実際に試してもらい、フィードバックをもらうのが最も確実です。
「これなら私でも使えそう」という声が多いものを選びましょう。
自施設で記録が必要な項目(バイタル、食事、排泄、ケア内容、申し送りなど)が、標準機能として網羅されているか、あるいはカスタマイズで追加できるかを確認します。
また、入力を支援する機能が充実しているかも重要です。
記録項目の網羅性・カスタマイズ性: 必要な項目が揃っているか?不要な項目を非表示にしたり、独自の項目を追加したりできるか?
選択式入力: よく使う項目(ケア内容、体調、気分など)が選択肢から簡単に選べるようになっているか?選択肢はカスタマイズ可能か?
テンプレート機能: よく入力する文章や定型文を登録し、簡単に呼び出せるか?
前回値コピー機能: 前回の記録内容をコピーして、変更点だけを修正できる機能はあるか?
入力チェック機能: 入力漏れや異常値をアラート表示するなど、ミスを防ぐ機能はあるか?
日々の記録業務をどれだけ効率化できるかは、これらの機能の充実度にかかっています。
せっかくタブレットを使うなら、その特性を活かした機能が搭載されているかもチェックしましょう。
オフライン入力対応: Wi-Fi環境がない場所(訪問先や電波の悪い居室など)でも記録を入力でき、オンラインになった際に自動で同期される機能は必須に近いでしょう。
カメラ機能連携: タブレットのカメラで撮影した写真(皮膚の状態、食事内容など)を記録に簡単に添付できるか?
手書きメモ機能: タッチペンなどで、図や簡単なメモを手書きで記録できる機能はあるか?
音声入力対応: マイクを使って音声で記録を入力できるか?(精度や対応言語も確認)
これらの機能は、記録の効率化だけでなく、記録内容の質を高める上でも役立ちます。
自施設の運用に合わせて、必要な機能を検討しましょう。
介護ソフト/アプリは単体で使うだけでなく、他のシステムや機器と連携することで、さらに利便性が向上します。
バイタル測定機器連携: 対応する血圧計、体温計、パルスオキシメーターなどから測定データをワイヤレスで自動取り込みできるか?
見守りセンサー連携: ベッドセンサーや離床センサーなどの情報と連携し、記録やアラート通知に活用できるか?
ナースコール連携: ナースコール履歴と記録を連携できるか?
ケアプラン作成ソフト連携: ケアマネジャーが使うケアプラン作成ソフトとデータ連携できるか?(CSV連携など)
請求ソフト連携: 記録データが請求ソフトにスムーズに連携されるか?(同一ベンダーのソフトなら連携しやすい場合が多い)
将来的な拡張性も見据えて、どのようなシステム・機器と連携できる可能性があるのかを確認しておくと良いでしょう。
導入時や運用中に困ったとき、すぐに相談でき、適切なサポートを受けられるかは非常に重要です。
特にICTに不慣れな施設にとっては、サポート体制の充実度がソフト選定の決め手になることもあります。
導入支援: 初期設定、データ移行、Wi-Fi環境設定相談、操作研修など、導入時のサポートメニューは充実しているか?費用は?
問い合わせ対応: 電話、メール、チャットなどの窓口はあるか?対応時間は?(夜間や土日祝も対応可能か?)レスポンスは早いか?
マニュアル・ヘルプ: 分かりやすい操作マニュアルやオンラインヘルプ、FAQは整備されているか?
継続的なサポート: 法改正への対応アップデートは迅速か?定期的な活用セミナーなどはあるか?
複数のベンダーのサポート内容と費用を比較し、自施設にとって十分なサポートが受けられるかを確認しましょう。
「導入したら終わり」ではなく、長く安心して使えるパートナーを選びたいものです。
タブレット導入には、ソフト/アプリの利用料だけでなく、タブレット端末自体の購入費用や、Wi-Fi環境整備、場合によってはモバイルデータ通信料もかかります。
トータルコストで比較検討することが重要です。
ソフト/アプリ利用料: 初期費用はかかるか?月額または年額の利用料はいくらか?ライセンス体系(ユーザー数課金、端末数課金など)は?機能ごとのオプション料金はあるか?
タブレット端末費用: 端末の種類やスペック、購入台数によって費用が変わる。リースやレンタルの選択肢は?
Wi-Fi環境整備費用: 施設全体をカバーするためのアクセスポイント設置費用など。
モバイル通信費: 訪問介護などでLTEモデルのタブレットを使う場合の通信料。
その他: MDM(モバイルデバイス管理)ツールの費用、保守サポート費用など。
安さだけで選ぶのではなく、機能やサポート内容とのバランス、そして導入効果(効率化による人件費削減など)を考慮した「費用対効果」で判断しましょう。
補助金の活用も積極的に検討しましょう。
個人情報である介護記録を扱う以上、セキュリティ対策は最重要項目の一つです。
万が一、情報漏洩が発生した場合のダメージは計り知れません。
データ暗号化: 通信経路や保存データは暗号化されているか?
アクセス権限管理: 職員ごとにアクセスできる情報や機能を細かく設定できるか?ログイン認証(ID/パスワード、生体認証など)は強固か?
端末紛失・盗難対策: 遠隔での端末ロックやデータ消去機能(MDM連携など)はあるか?
不正アクセス対策: ファイアウォールや侵入検知システムなどの対策は?
ベンダーの信頼性: ISMS認証やプライバシーマークを取得しているか?セキュリティポリシーは明確か?(特にクラウド型の場合)
安価なアプリの中には、セキュリティ対策が不十分なものも存在する可能性があります。
ベンダーのセキュリティへの取り組みをしっかりと確認し、信頼できるサービスを選びましょう。

実際にどのような介護記録ソフトやアプリがタブレットで利用されているのでしょうか。
ここでは、市場でよく名前を聞く、あるいはタブレット対応に力を入れている主要なソフト・アプリについて、その特徴を客観的な情報に基づいてご紹介します。
ただし、機能や価格は常に変化しますし、最適なものは施設の状況によって異なります。
あくまで比較検討の参考情報として捉え、必ず最新情報を各ベンダーにご確認ください。
多くの主要な介護ソフトベンダーが、タブレット端末での利用に対応した機能やアプリを提供しています。
ほのぼのシリーズ(NDソフトウェア)

「ほのぼのTouch」などのタブレット向けアプリを提供。現場での記録入力や情報参照が可能。基幹システムとの連携がスムーズ。
CAREKARTE(ケアコネクトジャパン)

タブレットでの記録入力に早くから注力。「CareViewer」などのアプリで、直感的な操作性を追求。記録を起点とした情報共有機能が豊富。
ワイズマンシステムSP(ワイズマン):

モバイルオプションや連携アプリを提供し、タブレットでの記録入力やバイタル連携に対応。総合的な機能と帳票出力の柔軟性が特徴。
カイポケ(エス・エム・エス)

クラウド型サービスであり、スマートフォンやタブレットのブラウザからアクセスして記録入力などが可能。アプリも提供。低コストで多機能な点が特徴。
これらの他にも、多くのベンダーがタブレット対応を進めています。
各ソフトのウェブサイトで、タブレット対応機能の詳細や推奨端末、画面イメージなどを確認しましょう。
近年では、特定の機能(特に記録や情報共有)に特化した、比較的安価で導入しやすい介護記録アプリも登場しています。
これらのアプリは、スマートフォンやタブレットでの利用を前提に設計されていることが多く、現場での使いやすさに特化している場合があります。
アプリ特化型の一般的な特徴:
クラウドベースで提供されることが多い。
月額利用料が比較的安価な場合がある。
シンプルで直感的なインターフェースを持つものが多い。
記録と情報共有機能に絞られている場合がある(請求機能などは別システム)。
スタートアップ企業などが提供している場合もあり、サポート体制は要確認。
「まずは記録業務だけタブレット化したい」場合、アプリ特化型サービスも選択肢となります。ただし、従来の介護ソフトと比較し、セキュリティ対策やサポート体制、将来的な拡張性については慎重な検討が必要です。
ただし、将来的な機能拡張性や他システムとの連携、サポート体制、事業継続性などは、従来の介護ソフトベンダーと比較して慎重に検討する必要があるでしょう。
多くの介護ソフトやアプリでは、無料トライアル期間やオンラインでのデモンストレーションが用意されています。
資料やウェブサイトの情報だけでは分からない実際の操作感や、自施設の業務フローとの適合性を確認するために、これらを積極的に活用しましょう。
無料トライアル: 実際にソフト/アプリを一定期間無料で試用できる。複数の職員で使ってみて、使いやすさや必要な機能があるかを確認する。
オンラインデモ: ベンダーの担当者がオンラインでソフト/アプリの機能や操作方法を説明してくれる。疑問点を直接質問できる。
いくつかの候補を実際に試してみることで、カタログスペックだけでは分からない「現場での使いやすさ」を比較検討することができます。
遠慮せずに、気になるソフト/アプリのトライアルやデモを申し込んでみましょう。
繰り返しになりますが、この記事は特定の介護ソフトやアプリを推奨するものではありません。
ここで紹介した情報は、あくまで皆様が比較検討を進める上での参考材料としてご活用ください。
介護ソフト/アプリ市場は常に変化しており、新しい機能やサービスが登場しています。
最終的な選定にあたっては、必ず最新の情報を収集し、自施設の状況と照らし合わせ、複数の選択肢を比較検討することが不可欠です。
「どのソフトが良いか」ではなく、「どのソフトが自施設にとって最適か」という視点を大切にしてください。

最適なソフト/アプリを選定できたら、次はいよいよ導入と運用です。
しかし、ここで焦って進めてしまうと、現場の混乱を招いたり、せっかく導入したのに活用されなかったりする事態になりかねません。
タブレット導入を成功させ、その効果を最大限に引き出すためには、計画的なステップと、運用を定着させるための工夫が必要です。
ここでは、導入から運用定着までの具体的なステップと注意点を解説します。
まずは、「なぜタブレットを導入するのか」「導入によって何を目指すのか」という目的を再確認し、施設全体で共有します。
「記録時間を減らして、利用者さんと話す時間を増やしたい」 「情報共有をスムーズにして、ケアのミスを防ぎたい」 「ペーパーレス化を進めて、業務をスマートにしたい」
目的が明確であれば、導入プロセスにおける判断基準となり、職員のモチベーションにもつながります。
導入計画や期待される効果、予想される変化(操作を覚える必要性など)について、職員説明会などを開いて丁寧に伝え、理解と協力を得ることが重要です。
トップダウンだけでなく、現場の声も聞きながら進めましょう。
タブレットを快適に利用するためには、安定したWi-Fi環境が不可欠です。
施設内のどこでもスムーズに通信できるよう、アクセスポイントの設置場所や数を検討し、整備します(専門業者への相談も有効です)。
同時に、セキュリティ対策も非常に重要です。
セキュリティポリシー策定: タブレット端末の利用ルール(持ち出し制限、パスワード設定、アプリ制限など)、紛失・盗難時の対応手順、個人情報保護に関する注意点などを明確に定めます。
MDM(モバイルデバイス管理)の導入検討: 複数のタブレット端末を一元管理し、セキュリティ設定やアプリ配信、紛失時の遠隔ロック/データ消去などを行うためのツール導入も有効です。
安全に利用できる環境を整えることが、安心してタブレットを活用するための前提となります。
介護ソフト/アプリの推奨環境を確認した上で、導入するタブレット端末を選定します。
OS: iOS (iPad) か Android か。ソフト/アプリがどちらに対応しているか、職員の慣れなどを考慮。
画面サイズ: 持ち運びやすさと見やすさのバランス(7~10インチ程度が一般的)。
耐久性・防水性: 現場での利用を考慮し、ある程度の耐久性や防水・防塵性能があると安心。専用ケースの活用も有効。
バッテリー: 勤務時間中に十分持つか。充電方法(個別充電、充電保管庫など)。
費用: 端末価格と必要台数。リースやレンタルの検討。
また、端末の管理方法も決めておきます。
貸与方法: 職員個人に貸与するか、フロアやユニットごとの共有端末とするか。
保管場所: 業務時間外の保管場所、充電場所の確保。
管理台帳: 端末のシリアル番号、使用者、設定内容などを記録する台帳の作成。
衛生管理: 感染対策として、定期的な消毒方法などを定める。
新しいシステムへの移行は、焦らず段階的に進めるのが成功のコツです。
前述したスモールスタート(機能別、部署別など)を検討し、現場の負担が少ない計画を立てましょう。
そして、導入前後の研修は非常に重要です。
基本操作研修: 全職員を対象に、タブレットの基本的な使い方、記録アプリ/ソフトの基本操作を丁寧に指導する。
実践研修: 実際の業務場面を想定し、具体的な記録入力や情報共有の方法を練習する。ロールプレイングなども有効。
継続的なサポート: 導入後も、質問しやすい雰囲気を作り、定期的な勉強会や個別フォローを行う。ICTが得意な職員を「推進役」に任命するのも良い方法です。
研修では、操作方法だけでなく、「なぜこれを使うのか」「使うことでどう便利になるのか」という目的やメリットを繰り返し伝えることが、職員のモチベーション維持につながります。
タブレットとソフト/アプリを効果的に活用するためには、施設としての運用ルールを明確にし、それを定着させることが重要です。
記録入力ルール: いつ、誰が、どの項目を、どの程度の詳細さで入力するか。表現の統一(略語など)。修正方法。
情報共有ルール: 申し送り事項の入力・確認タイミング。重要な情報の伝達方法(システム+口頭など)。
セキュリティルール: パスワード管理の徹底。端末の持ち出しルール。紛失・盗難時の報告手順。
トラブルシューティング: 簡単なトラブル(Wi-Fi接続不良、アプリのフリーズなど)への対処法をまとめたマニュアル作成。
ルールは細かすぎず、現場の実情に合わせて作成し、定期的に見直すことが大切です。
また、導入初期は特に、リーダーや管理者が積極的に活用する姿を見せ、活用を促す声かけを行うなど、定着に向けた支援を継続することが成功の鍵となります。

今回は、介護記録におけるタブレット端末の活用について、
導入のメリット・デメリット
最適なソフト・アプリを選ぶための7つのポイント
主要なソフト・アプリの特徴比較(客観情報)
導入・運用を成功させるためのステップとコツ
といった内容を中心にお話してきました。
タブレットを使った介護記録は、もはや特別なことではなく、多くの介護現場で業務効率化とケアの質向上のための有効な手段として導入が進んでいます。
場所を選ばずに記録でき、リアルタイムで情報共有が可能になることで、記録業務の負担軽減はもちろん、多職種連携の強化や迅速な状況判断にも繋がり、結果として利用者様へのより良いケア提供に貢献します。
ただし、その効果を最大限に引き出すためには、自施設の状況や職員のスキルに合ったソフト/アプリを慎重に選び、Wi-Fi環境やセキュリティ対策を整え、十分な研修と運用ルールのもとで計画的に導入・活用していくことが不可欠です。
焦らず、現場の声を聞きながら、一歩ずつ進めていきましょう。
ぜひこの記事を参考に、貴施設におけるタブレット導入を具体的に検討してみてください。
テクノロジーの力を借りて、職員がより働きやすく、利用者様がより安心して質の高いケアを受けられる、そんな未来の介護現場を一緒に創っていきましょう。

CareViewerは「介護現場の紙をなくすため」に
つくられた地域密着型サービス特化の介護記録
アプリです。
介護事業所運営企業が現場での使いやすさ
にこだわり開発。だれでもかんたんに使えます。
記録
・紙の介護記録をデジタル化
・かんたんテンプレ・音声入力
計画
・計画と記録の連携
・帳票作成の負担が少ない
コミュニケーション
・チャットツール連携
・関係者との連携を円滑に
AI
・健康予測AIでリスク検知
・【時短】AI個別介護計画書

資料請求
CareViewerの詳しい機能や導入メリットなどを記載した資料をダウンロードできます
資料請求
はこちら

無料体験版
まずは触って操作感を確かめてみたい方は無料で体験できます
無料体験版
はこちら
関連記事

2025.04.28
【無料介護ソフト比較】おすすめは?機能・制限・選び方を徹底解説!|AI・介護記録ソフト/アプリ「CareViewer」

2025.04.28
記録時間が激減!介護ソフトCare Viewerの評判と導入メリット解説|AI・介護記録ソフト/アプリ「CareViewer」

2025.04.23
【大手介護ソフト選び】メリット・デメリットと主要各社の比較ポイント解説|AI・介護記録ソフト/アプリ「CareViewer」

2025.04.23
もう迷わない!本当に使いやすい介護ソフトの見つけ方【比較ポイント解説】|AI・介護記録ソフト/アプリ「CareViewer」

2025.04.23
介護ソフトの機能一覧|記録・請求・連携など主要機能を徹底解説!|AI・介護記録ソフト/アプリ「CareViewer」

2025.04.21
もう悩まない申し送りノート|分かりやすい書き方と情報共有アプリの紹介|AI・介護記録ソフト/アプリ「CareViewer」


CareViewerは「介護現場の紙をなくすため」につくられた地域密着型サービス特化の介護記録アプリです。
介護事業所運営企業が現場での使いやすさにこだわり開発。だれでもかんたんに使えます。

この記事を書いた人

中元 秀昭
当社は、介護保険制度が開始された当初より、北海道札幌近郊エリアで地域密着型サービスを主軸とした介護施設の運営に携わってまいりました。
その経験の中で生まれた「介護現場から紙をなくしたい」という強い思いから、AI・介護記録ソフト「CareViewer」を自社開発いたしました。
「CareViewer」は、現場の視点を何よりも大切にし、ITに不慣れな方や外国籍のスタッフでも直感的に使える、分かりやすさにこだわって開発されています。
さらに、障害福祉分野にも事業を拡大し、障害福祉サービス事業所を開設するとともに、同サービスに対応したAI障がい福祉記録ソフト「CareViewer challenge」も開発・提供しております。


CareViewerは「介護現場の紙をなくすため」につくられた地域密着型サービス特化の介護記録アプリです。
介護事業所運営企業が現場での使いやすさにこだわり開発。だれでもかんたんに使えます。

この記事を書いた人

中元 秀昭
当社は、介護保険制度が開始された当初より、北海道札幌近郊エリアで地域密着型サービスを主軸とした介護施設の運営に携わってまいりました。
その経験の中で生まれた「介護現場から紙をなくしたい」という強い思いから、AI・介護記録ソフト「CareViewer」を自社開発いたしました。
「CareViewer」は、現場の視点を何よりも大切にし、ITに不慣れな方や外国籍のスタッフでも直感的に使える、分かりやすさにこだわって開発されています。
さらに、障害福祉分野にも事業を拡大し、障害福祉サービス事業所を開設するとともに、同サービスに対応したAI障がい福祉記録ソフト「CareViewer challenge」も開発・提供しております。


CareViewerは「介護現場の紙をなくすため」につくられた地域密着型サービス特化の介護記録アプリです。
介護事業所運営企業が現場での使いやすさにこだわり開発。だれでもかんたんに使えます。

この記事を書いた人

中元 秀昭
当社は、介護保険制度が開始された当初より、北海道札幌近郊エリアで地域密着型サービスを主軸とした介護施設の運営に携わってまいりました。
その経験の中で生まれた「介護現場から紙をなくしたい」という強い思いから、AI・介護記録ソフト「CareViewer」を自社開発いたしました。
「CareViewer」は、現場の視点を何よりも大切にし、ITに不慣れな方や外国籍のスタッフでも直感的に使える、分かりやすさにこだわって開発されています。
さらに、障害福祉分野にも事業を拡大し、障害福祉サービス事業所を開設するとともに、同サービスに対応したAI障がい福祉記録ソフト「CareViewer challenge」も開発・提供しております。


CareViewerは「介護現場の紙をなくすため」につくられた地域密着型サービス特化の介護記録アプリです。
介護事業所運営企業が現場での使いやすさにこだわり開発。だれでもかんたんに使えます。

この記事を書いた人

中元 秀昭
当社は、介護保険制度が開始された当初より、北海道札幌近郊エリアで地域密着型サービスを主軸とした介護施設の運営に携わってまいりました。
その経験の中で生まれた「介護現場から紙をなくしたい」という強い思いから、AI・介護記録ソフト「CareViewer」を自社開発いたしました。
「CareViewer」は、現場の視点を何よりも大切にし、ITに不慣れな方や外国籍のスタッフでも直感的に使える、分かりやすさにこだわって開発されています。
さらに、障害福祉分野にも事業を拡大し、障害福祉サービス事業所を開設するとともに、同サービスに対応したAI障がい福祉記録ソフト「CareViewer challenge」も開発・提供しております。


CareViewerは「介護現場の紙をなくすため」につくられた地域密着型サービス特化の介護記録アプリです。
介護事業所運営企業が現場での使いやすさにこだわり開発。だれでもかんたんに使えます。

この記事を書いた人

中元 秀昭
当社は、介護保険制度が開始された当初より、北海道札幌近郊エリアで地域密着型サービスを主軸とした介護施設の運営に携わってまいりました。
その経験の中で生まれた「介護現場から紙をなくしたい」という強い思いから、AI・介護記録ソフト「CareViewer」を自社開発いたしました。
「CareViewer」は、現場の視点を何よりも大切にし、ITに不慣れな方や外国籍のスタッフでも直感的に使える、分かりやすさにこだわって開発されています。
さらに、障害福祉分野にも事業を拡大し、障害福祉サービス事業所を開設するとともに、同サービスに対応したAI障がい福祉記録ソフト「CareViewer challenge」も開発・提供しております。