公開日:2026/9/11

更新日:

2026/9/11

特定施設入居者生活介護の入口|指定施設・一般型・外部型を整理

特定施設入居者生活介護の入口|指定施設・一般型・外部型を整理

施設見学や入居の話で「特定施設入居者生活介護」と出てきた方なら、

「パンフの制度名が、結局なにを指しているのか分からない」

「有料老人ホームなら、全部同じだと思っていたのに違うと言われた」

このような戸惑いを抱えているかもしれませんね。

特定施設入居者生活介護は、指定を受けた特定施設で、入浴・排泄・食事などの介護と日常生活上の世話をまとめて受けられる介護保険サービスです。

介護付有料などが中心で、一般型と外部サービス利用型の違いを押さえることが、施設選びと制度理解の入口になります。

指定の有無と類型を地図として持てば、施設名だけの比較や、誤った基準の流用を避けやすくなります。

家族で説明を共有するときも、確認の順番がはっきりします。

この記事では、制度名の意味を整理したい方に向けて、

  • 介護保険での位置づけと指定の仕組み

  • 対象になる施設の見分け方

  • 一般型と外部サービス利用型の違い

  • サービス内容と費用の骨格

  • 混同しやすいサービスとの違い

上記について、介護現場の運営に携わる視点を交えながら解説しています。

入口は「指定された住まいで、入居中の介護を包括するサービス」と押さえることです。

契約や申請の前に、重要事項説明と一次資料の確認へ進みましょう。

ぜひ参考にして、比較の土台をそろえてみてください。

この記事の目次

特定施設入居者生活介護とは?介護保険での位置づけ

特定施設入居者生活介護とは?介護保険での位置づけ

特定施設入居者生活介護は、指定を受けた特定施設で、入浴・排泄・食事などの介護と日常生活上の世話をまとめて受けられる介護保険サービスです。

施設の看板名だけでは範囲が決まらず、指定の有無と一般型/外部サービス利用型の違いが、理解の入口になります。

ここからは、サービス内容の骨格、利用できる仕組み、「有料老人ホームなら全部該当」ではない理由の順で整理します。

入浴・排泄・食事などの介護を包括するサービス

特定施設入居者生活介護の核は、入居中の介護を施設側でまとめて受けられる点にあります。

入浴・排泄・食事などの介護に加え、日常生活上の世話がサービス内容の中心です。

在宅のように、毎回別の訪問介護を組み合わせる前提とは、組み立て方が違います。

「介護付だから安心」と感じる一方で、何が介護保険の対象なのかが曖昧になりやすい場面もあります。

パンフレットの施設名だけでは、包括の範囲まで読み切れないことが多いです。

包括といっても、施設ごとの契約や重要事項説明の中身まで、すべて同一とは限りません。

まずは「入居中の介護をまとめて受けるサービス」という地図を持ち、細部は説明資料で確認するのが安全です。

人員配置や単位数の細部は、告示や指定権者の案内で最終確認してください。

指定を受けた施設で利用できる仕組み

このサービスは、特定施設として指定を受けた施設で利用する仕組みです。

介護付有料老人ホームが中心になりやすく、一部のサービス付き高齢者向け住宅やケアハウスなども、指定があれば該当し得ます。

「施設の種類の名前」と「介護保険の指定」は別物だと捉えると、見え方が整理されます。

見学が進むほど、「ここは使えるのか」と焦りが出る方もいらっしゃいます。

焦る気持ちは自然ですが、判断の軸は看板より指定の有無に置くと迷いが減ります。

指定を受けていない住まいでは、同名の有料老人ホームでも、外部の訪問介護などを組み合わせる運用が基本になりがちです。

一般型と外部サービス利用型では、誰が介護を担うか・費用の見え方が変わります。

まずは指定の有無を確認し、類型の説明は重要事項説明や運営規程で確かめてください。

「有料老人ホームなら全部該当」ではない理由

有料老人ホームという名称があっても、すべてが特定施設入居者生活介護の対象ではありません。

介護付として指定を受けたものが対象の中心であり、住宅型は外部サービスとの組み合わせが基本になりやすいです。

認知症グループホームは別サービスの人員・運営基準なので、基準の流用は避けてください。

「有料なら全部同じ」と思い込むと、比較の軸そのものがずれてしまいます。

現場でも、定義を共有してから個別条件に入ると、説明の食い違いが減ります。

外部サービス利用型は「介護が薄い=劣る」という意味ではなく、提供体制の類型差です。

ニーズや医療依存度、費用感に合うかを比べ、優劣だけで決めない見方が大切です。

契約や申請の前に、重要事項説明と運営規程、必要なら告示・指定権者で最終確認しましょう。

対象になる施設の見分け方

対象になる施設の見分け方

特定施設入居者生活介護を使えるかどうかは、施設の通称だけでは決まりません。

介護保険の「指定」を受けているかが、見分けるときの第一の目印です。

介護付有料老人ホームが対象の中心になりやすい一方、サ高住やケアハウスなども指定があれば該当し得ます。

住宅型との違いを押さえつつ、パンフや重要事項説明の読み方をそろえておくと、見学や家族会議での迷いが減ります。

介護付有料老人ホームが中心になるケース

特定施設入居者生活介護の利用先として、いちばんイメージしやすいのが介護付有料老人ホームです。

入居しながら入浴・排泄・食事などの介護をまとめて受けられる仕組みと、日常の施設名が結びつきやすいためです。

ただし、「介護付」と書かれているからといって、必ず指定済みだと決めつけるのは危険です。

パンフやホームページの表記は営業上の呼び方に近く、制度上の指定の有無とは別レイヤーで動くことがあります。

現場でも、「介護付=特定施設」と短絡してしまい、あとから重要事項説明で初めて類型や指定の話が出る、というすれ違いを見てきました。

見学メモには、次のような項目を残しておくと安心です。

  • サービスの名称:

「特定施設入居者生活介護」と明記されているか。

  • 指定の有無:

介護保険の指定を受けているか、自治体名や事業所番号の確認先があるか。

  • 一般型/外部型:

類型の記載があるか。なければ質問リストに入れる。

「親に合う住まいを誤らないか」と感じている方ほど、施設の雰囲気だけでなく、指定の言葉をメモに残す習慣が役立ちます。

開設準備の側でも、社内資料に「介護付有料=指定を受けた特定施設が中心」と書いておくと、説明の土台が安定します。

細部の人員や単位は別途確認しつつ、まずは「中心になるケース」を地図として共有しましょう。

サ高住・ケアハウスなどで指定がある場合

特定施設入居者生活介護の対象は、介護付有料だけに限りません。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)やケアハウスなどでも、指定を受けていれば該当し得ます。

養護老人ホームなど、地域や事業所によって指定の有無が分かれる類型もあります。

ここでのポイントは、「建物の種類」より「指定の有無」を先に見ることです。

サ高住と聞くと住宅寄りのイメージが強く、「介護保険の包括サービスは付かない」と思い込みやすいのですが、指定があれば話は変わります。

逆に、ケアハウスという名称でも、指定がない場合は本サービスの対象外です。

家族の方は、ケアマネや相談員に「この事業所は特定施設の指定がありますか」と一言確認するだけで、比較の軸がはっきりします。

施設側の事務では、申請やパンフ改訂のたびに、対象類型の表を社内で揃えておくと取り違えが減ります。

目安の一覧は、次のとおりです。

施設の通称

指定がある場合

見分けるときの注意

介護付有料老人ホーム

対象の中心になりやすい

「介護付」表記だけでは断定しない

サ高住

指定があれば該当し得る

住宅イメージと制度を混同しない

ケアハウス等

指定があれば該当し得る

名称より指定の有無を確認する

「有料やサ高住なら全部同じでは」と感じている人もいるでしょう。

施設名は入口にすぎず、指定の確認が本丸です。

断定が難しいときは、重要事項説明と指定権者の情報で最終確認するのが安全です。

住宅型との違いとパンフの読み方

住宅型有料老人ホームと介護付(特定施設)は、名前が似ていても介護の届き方が違います。

住宅型では、住まいの契約に加え、必要に応じて外部の訪問介護などを組み合わせる運用が基本です。

一方、指定を受けた特定施設では、入居中の介護を特定施設入居者生活介護として包括的に組み立てる骨格になります。

「今の住宅型から介護付へ移るべきか」と悩む場面では、この違いを先に共有しないと、費用比較の土台がずれます。

パンフを読むときは、次の順で見るのが実務的です。

1. 「特定施設入居者生活介護」の文言があるか

2. 一般型か外部サービス利用型かの記載があるか

3. 介護保険の自己負担と、家賃・食費など保険外の内訳が分かれているか

4. 重要事項説明書・運営規程の確認先が示されているか

チラシのキャッチコピーだけを追うと、「介護付き」「安心の介護」といった表現に引っ張られがちです。

制度名と指定の有無が書いてあるページ、あるいは質問で引き出せるかをチェックしましょう。

見学後に家族で話すなら、「施設の雰囲気」と「指定サービスの地図」を分けてメモするのがおすすめです。

現場の実感としても、パンフの読み方をそろえたご家族ほど、その後の質問が具体的になります。

契約や住み替えの前に、住宅型との違いとパンフの確認項目を一度通しておくと、次の一般型/外部型の比較にもスムーズにつながります。

サービス内容と費用の骨格

サービス内容と費用の骨格

特定施設入居者生活介護の中身を掴むときは、「入居中の介護がどう包まれるか」と「月々の負担をどう読むか」をセットで見るのが近道です。

一般型か外部型かで提供体制は変わりますが、費用の骨格を誤ると、比較そのものがずれます。

ここではサービス内容の目安と、介護保険の自己負担・重要事項説明で確認したい費用項目を整理します。

日常生活上の世話に含まれるもの

特定施設入居者生活介護でまず押さえるのは、入浴・排泄・食事などの介護と、日常生活上の世話がサービスの中核になる点です。

住まいの中で必要な介助を、指定サービスの枠組みとしてまとめて整えるイメージといえるでしょう。

「訪問介護をその都度足していく」在宅寄りの組み立てとは、入口の考え方が少し違います。

日常生活上の世話には、身の回りの援助や生活の見守りなど、施設ごとの重要事項説明に沿った内容が含まれます。

どこまでが介護保険のサービスで、どこからが施設独自の契約やオプションかは、パンフだけでは判別しにくいことがあります。

現場でも、「介護が付く」とだけ伝えてしまい、家族の期待と実際の範囲がずれる場面を見てきました。

「全部おまかせで、何でも含まれるはず」と感じている方もいるかもしれません。

ただ、実際は指定サービスの範囲と、施設が別に定める生活支援・管理の項目を分けて読む必要があります。

人員の細部や加算の単位数は年度で変わり得るため、ここでは「何が中核か」の骨格把握を優先しましょう。

内容の境界が共有できてから、自己負担と月額費用の見方に進むと迷いが減ります。

介護保険の自己負担の見方

費用を読むときの第一歩は、介護保険の自己負担と、家賃・食費など施設側の負担を分けて捉えることです。

特定施設入居者生活介護の部分は、要介護度や算定内容に応じた介護保険の枠組みで計算され、所得などに応じた自己負担割合がかかります。

一方、居住費や食費、管理費などは、施設の契約・料金表の側で決まることが一般的です。

「介護保険の1割(または所得に応じた負担)=月額の全部」と思い込むと、入居後のギャップが大きくなります。

私たちが現場や相談の場面で感じるのは、制度語の説明より先に、「保険で見る部分」と「施設で見る部分」の二段構えを示すと、家族会議が進みやすいということです。

自己負担の目安は、要介護度・サービス内容・負担割合・加算の有無で変わります。

改定のタイミングでも数値が動くことがあるため、記事上の断定より、重要事項説明と最新の告示・自治体案内での確認が安全です。

「だいたい月いくら」だけを先に決めたくなる気持ちはよく分かります。

ただ、比較の土台は、まず費目の分け方をそろえることです。

開設準備の側でも、社内説明では単位の細部より先に、自己負担の見方の地図を共有すると取り違えが減ります。

詳細な単位数や加算要件は別キーワード・一次資料で追い、ここでは読み方の骨格に留めましょう。

重要事項説明で確認したい費用項目

契約や入居判断の前に、重要事項説明で費用の項目を一覧できるかが、実務上のチェックポイントになります。

介護保険の自己負担に加え、家賃(または居住費)、食費、管理費、上乗せ介護、その他の実費・オプションの有無を、表や箇条で確認してください。

一般型と外部型では、介護の担い手や請求の見え方が違うため、同じ「月額」でも内訳の書き方が施設ごとに異なります。

見学メモには、次のような項目を残しておくと安心です。

  • 介護保険の自己負担:

負担割合と、算定の前提(要介護度・加算の扱い)が書かれているか。

  • 居住費・家賃:

月額の固定か、部屋タイプで変わるか。

  • 食費:

含む範囲(朝食のみ等)と、欠食時の扱い。

  • 管理費・共益費:

何に充てる費目か、改定の条件があるか。

  • 上乗せ・オプション:

介護保険外の上乗せ介護や、別途契約の有無。

  • 入居一時金・敷金等:

ある場合の返還条件と、月額との関係。

「親の年金で足りるか」と不安な方ほど、合計額だけでなく内訳の言葉をメモに残す習慣が役立ちます。

施設側の事務では、パンフと重要事項説明の費目名が一致しているかを先に揃えると、実地指導や家族説明でのすれ違いが減ります。

分からない項目は、遠慮せず質問して構いません。

回答の丁寧さと、運営規程・料金表への参照の仕方も含めて、信頼感を測る材料になります。

必要なら告示や指定権者の案内で最終確認し、次の章の他サービスとの違い・確認チェックリストへ進みましょう。

混同しやすいサービスとの違い

混同しやすいサービスとの違い

特定施設入居者生活介護は、指定を受けた特定施設で入居中の介護を包括するサービスです。

似た場面で使われる認知症グループホームや特別養護老人ホームとは、制度上の枠組みが別です。

ここでは混同しやすいポイントを整理し、契約・申請前に確認したい項目をチェックリストに落とします。

認知症グループホームとの違い

認知症グループホーム(認知症対応型共同生活介護)は、認知症の方が少人数の共同生活の場で暮らすサービスです。

特定施設入居者生活介護とは、根拠となる人員・運営の基準も、住まいのイメージも異なります。

「入居して介護を受ける」点は似て見えますが、同じ基準を流用してはいけません。

現場でも、パンフの「認知症対応」の文言だけで両サービスを同一視すると、比較の軸がずれやすいと感じます。

観点

特定施設入居者生活介護

認知症グループホーム

制度上の位置づけ 

特定施設での包括介護

認知症対応型共同生活介護

住まいのイメージ

介護付有料などが中心

少人数の共同生活

基準の扱い

特定施設の基準で確認

GH独自の基準で確認

混同時のリスク

指定・類型の取り違え

人員・運営基準の誤用

特定施設は、介護付有料老人ホームなど指定を受けた施設が中心です。

一方、グループホームはユニット単位の暮らしと、それに合わせた配置の考え方が前面に出ます。

「夜間の人員が似ているから同じでは」と感じるかもしれません。

ただ、夜間配置や常勤換算の見方はサービスごとに条文が分かれるため、他サービスの数字をそのまま当てはめないことが安全です。

家族への説明では、「認知症の有無」だけで施設種別を決めないことを共有すると迷いが減ります。

施設側の資料でも、GHの人員表を特定施設の説明に流用しないよう、社内で先に線を引いておくと安心です。

細部の人員基準は別キーワードや告示で確認し、ここでは「別サービスである」ことを入口の結論にしましょう。

特別養護老人ホームとの違い

特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)は、要介護の方が入所して生活する施設サービスです。

特定施設入居者生活介護とは、入居契約の形や、住まいとしての位置づけが異なります。

どちらも「入居(入所)して介護を受ける」点は共通に見えますが、制度の入口は分けて読む必要があります。

観点

特定施設入居者生活介護

特別養護老人ホーム

主なイメージ

介護付有料などの特定施設

介護老人福祉施設への入所

契約の見え方

施設ごとの重要事項説明が中心

入所・施設サービスの枠組み

選び方の入口

指定の有無・一般型/外部型

入所・施設サービスの枠組み

確認の焦点

パンフと指定内容の一致

入所条件と施設方針

有料老人ホームの見学と特養の相談が近い時期に重なると、「どこも介護施設で同じでは」と感じやすいです。

私たちが家族説明の場に立つときも、まず「今話しているのは特定施設の指定サービスか、特養の入所か」を言葉でそろえます。

特養は公的な入所のイメージが強く、特定施設は民間の住まい+指定サービスの組み合わせで語られることが多いです。

費用の見え方や待機の有無も違うため、同じ比較表に無理に並べると誤解が残ります。

「特養より高いから特定施設は合わない」と即断する前に、自己負担の内訳と、住まいとしての希望を分けて見るのが実務的です。

契約前は重要事項説明、申請や体制の話は運営規程と指定権者の案内を一次資料にしてください。

ここでも断定は避け、個別の適否は施設とケアマネ、必要なら自治体の窓口で最終確認するのが安全です。

契約・申請前の確認チェックリスト

混同を防ぐ最短の方法は、定義のあとに「確認項目」を固定することです。

家族の入居判断でも、施設側の申請準備でも、同じ骨格のチェックで抜けが減ります。

以下を、重要事項説明・運営規程・パンフの順に照合してください。

  • 指定の有無:

特定施設入居者生活介護の指定を受けているか。施設の通称だけで断定しない。

  • 施設類型の名前:

介護付有料、サ高住、ケアハウスなど、どの看板で説明されているかをメモする。

  • 一般型/外部型:

介護を施設職員が担うか、外部の訪問介護等と連携するかを確認する。

  • GH・特養との違い:

認知症グループホームや特養の基準・入所枠と混同していないかを点検する。

  • 費用の骨格:

介護保険の自己負担と、家賃・管理費など保険外の内訳を分けて読む。

  • 確認先:

重要事項説明、運営規程、必要なら告示・指定権者の案内へ戻る。

「ネットの記事で十分では」と感じるかもしれません。

ただ、施設ごとの契約条件は一次資料にしか載らないため、最終判断は書面と指定内容の突合に置くのが安全です。

人員の細部や単位数は年度で変わることがあるため、この記事では入口の地図に留め、詳細は別資料で追う前提にしましょう。

チェックリストを家族や社内で共有できれば、見学や申請の会話が同じ言葉で進みやすくなります。

【FAQ】特定施設入居者生活介護でよくある疑問

【FAQ】特定施設入居者生活介護でよくある疑問

特定施設入居者生活介護は、指定を受けた特定施設で入居中の介護を包括する介護保険サービスです。

見学や開設準備が進むほど、「どこで使えるか」「一般型と外部型はどちらがよいか」といった疑問が残りやすいでしょう。

ここではよくある疑問に答え、重要事項説明と一次資料の確認へつなぎます。

どの施設で利用できる?

利用できるのは、都道府県など指定権者から特定施設として指定を受けた施設です。

介護付有料老人ホームが中心で、一部のサービス付き高齢者向け住宅やケアハウスなども、指定があれば該当し得ます。

施設の通称だけで「該当する/しない」と断定はできません。

パンフや看板の名称と、制度上の指定内容は一致しないことが多いからです。

「有料老人ホームなら全部同じでは」と感じるかもしれません。

ただ、住宅型のように外部の訪問介護などを組み合わせる運用とは、入口が異なります。

認知症グループホームとも別サービスなので、基準の流用は避けてください。

確認の軸は、「特定施設入居者生活介護の指定があるか」です。

重要事項説明と運営規程で照合し、必要なら告示や指定権者の案内で最終確認すると安全です。

一般型と外部型はどちらがよい?

どちらがよいかは、優劣ではなくニーズ適合で比べるのが入口です。

一般型は施設の職員が介護を担う体制が基本になります。

外部サービス利用型は、訪問介護など外部と連携してサービスを整える仕組みです。

看護の見え方や費用の整理の仕方も、類型によって変わりやすいでしょう。

「外部型は薄いから一般型一択では」と決めつけたくなる場面もあるかもしれません。

現場では、医療依存度や費用感、家族の安心の置き方を並べて比べるほうが迷いが減ります。

私たちが施設運営で資料をそろえるときも、まず類型を共通言語にします。

そのうえで個別の配置や契約条件を読む流れが実務でも安全です。

最終判断は、重要事項説明の提供体制と費用の欄を、家族や社内で共有してからにしてください。

必要に応じて、指定権者やケアマネジャーにも確認すると安心です。

外部型は介護が薄いという意味?

外部型は、「介護が薄い」「劣る」という意味ではありません。

介護の担い手と、サービスをどうつなぐかが一般型と異なる類型です。

訪問介護など外部と連携する仕組みであり、ニーズに合うかどうかで評価します。

「外部=手薄い」と捉えると、比較の軸そのものがずれます。

費用の見え方や看護のポイントも、パンフの一言だけでは判断しきれないことが多いでしょう。

重要事項説明で、誰が何を担うかを確認するのが確実です。

優劣のラベルではなく、いま必要な介護と費用構造の適合を見てください。

人員基準や単位数はどこで確認する?

人員基準や単位数の細部は、告示や指定権者・自治体の案内で確認するのが正本です。

入口記事では骨格までにとどめ、年度改定で変わりやすい数字は一次資料へ委ねるのが安全です。

ネット記事の断定だけを根拠にしないでください。

「人員基準」や「単位」で別途検索するときも、特定施設の基準と認知症グループホームの基準を取り違えないことが大切です。

施設側なら、指定申請や体制の資料と突合しながら読むと抜けが減ります。

家族なら、まず指定の有無と類型を押さえ、詳細は重要事項説明と相談窓口で確認するとよいでしょう。

家族で共有するなら何を伝えればよい?

家族で共有するなら、次の四点を短い地図として伝えると十分役立ちます。

  • 何のサービスか:

指定を受けた特定施設で、入居中の介護を包括する介護保険サービスであること。

  • どこで使えるか:

施設名ではなく、特定施設入居者生活介護の指定の有無で見ること。

  • 一般型と外部型:

優劣ではなく、介護の担い手と費用の見え方の差として比べること。

  • 最終確認先:

重要事項説明・運営規程、必要なら告示や指定権者・ケアマネジャーであること。

「親に合う住まいを誤らないか」と不安になるのは自然なことです。

だからこそ、感想ではなく確認項目を共有すると、家族会議が進みやすくなります。

開設準備の社内説明でも、同じ四点を先にそろえると細部の議論がぶれにくいでしょう。

まとめ:指定施設での包括介護と類型が入口

まとめ:指定施設での包括介護と類型が入口

今回は、入居先や体制の判断で制度名と施設名が結びつかず迷う方に向けて、

  • 介護保険での位置づけと指定の仕組み

  • 対象になる施設の見分け方

  • 一般型と外部サービス利用型の違い

  • サービス内容と費用の骨格

  • 混同しやすいサービスとの違いと確認先

上記について、介護施設運営の現場で住まいと介護の接点に向き合ってきた経験も交えながらお話してきました。

特定施設入居者生活介護は、指定を受けた特定施設で、入浴・排泄・食事などの介護と日常生活上の世話をまとめて受けられる介護保険サービスです。

介護付有料老人ホームなどが中心で、一般型と外部サービス利用型の違いを押さえることが、施設選びと制度理解の入口になります。

対象施設と類型を地図として共有できると、契約や申請の前に確認すべき点がはっきりしやすくなります。

重要事項説明や運営規程、必要なら告示・指定権者での最終確認へ進みやすくなるでしょう。

指定された住まいで入居中の介護を包括するサービスとして、対象施設と一般型/外部型をまず押さえてみてください。

契約や申請の前に、重要事項説明と一次資料の確認へ進みましょう。

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